牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

河津 追加取材

伊豆ジオ遺産の追加取材で、河津の天嶺山に登った。

峰温泉の大噴湯

9:30の第一回の噴湯に間に合うように出かけた。左下に虹が出ている。
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動画で撮影して、Youtubeにアップしました。

天嶺山

河津桜はすっかり散ってしまった河津川から天嶺山を望む。
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天嶺山の入り口と登山道は分からないので、尾根らしいところをよじ登る。獣道らしいところを登るが、滑りやすい。周囲は鹿の糞が散乱して、においがきつい。途中には鹿の家族も横切った。
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白浜層群の凝灰岩の岩稜のすき間に根を伸ばす木々。
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凝灰岩には、石英脈が見られるものもある。
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岩尾根には、巨石が露頭する。
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唯一の見晴らし台は、岩の上。三筋山の奥には天城連山、右には今井浜が見える。手前の山は、城山と片瀬山
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天嶺山手前のP333付近には、お堂の遺構が残る。
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お堂手前には、聖観音の姿で、錫杖と宝珠を持つ石仏が祀られている。
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山頂直下なのに、人工の池がある。どこかで水が湧いているのだろう?
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天嶺山直下
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天嶺山の山頂は展望が利かない。
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下りは、西側の尾根を下ることにした。(登ったルートは下るには急すぎることと、道を間違えたら大変なことになりそうなので。)
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西のルートは比較的傾斜が緩い尾根もあるが、岩稜が出てくるので巻くことになる。屋根も枝分かれするので、慎重にルートを探しながら下る。
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最後の急斜面の露頭には、石英脈が多数出ている。小さな水晶が見える。地下の熱水がもたらしたものだろう。
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石英脈がびっしり
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急斜面を降りると、ようやく林道に出た。途中の石丁場跡には、東大地震研の観測所が設けられている。
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白浜層群の白色凝灰岩を伊豆軟石として採石した跡
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菜の花のお花畑
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石六という屋号?の屋敷は巨石を活かして建てられている。
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これだけの大石ではどかせない。
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大池・小池

風が弱いので、見高入谷の大池に空撮に立ち寄る。(大池マールの火口はパラグライダーの練習場)
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mavic mini で空から、大池と小池のマールを撮影。
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小池マールの空撮(火口は深い)
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大池マールの空撮。パラグライダーの練習場の草原が火口に相当する。
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小池マール近くの露頭
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下層の小池マールからの火山礫(スコリア?)を大池マールの爆発角礫岩が覆う。
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