伊豆ジオ遺産の追加取材で、河津の天嶺山に登った。
峰温泉の大噴湯
天嶺山
河津桜はすっかり散ってしまった河津川から天嶺山を望む。
天嶺山の入り口と登山道は分からないので、尾根らしいところをよじ登る。獣道らしいところを登るが、滑りやすい。周囲は鹿の糞が散乱して、においがきつい。途中には鹿の家族も横切った。
岩尾根には、巨石が露頭する。
唯一の見晴らし台は、岩の上。三筋山の奥には天城連山、右には今井浜が見える。手前の山は、城山と片瀬山
山頂直下なのに、人工の池がある。どこかで水が湧いているのだろう?
天嶺山直下
天嶺山の山頂は展望が利かない。
下りは、西側の尾根を下ることにした。(登ったルートは下るには急すぎることと、道を間違えたら大変なことになりそうなので。)
西のルートは比較的傾斜が緩い尾根もあるが、岩稜が出てくるので巻くことになる。屋根も枝分かれするので、慎重にルートを探しながら下る。
最後の急斜面の露頭には、石英脈が多数出ている。小さな水晶が見える。地下の熱水がもたらしたものだろう。
白浜層群の白色凝灰岩を伊豆軟石として採石した跡
菜の花のお花畑
石六という屋号?の屋敷は巨石を活かして建てられている。
これだけの大石ではどかせない。
大池・小池
風が弱いので、見高入谷の大池に空撮に立ち寄る。(大池マールの火口はパラグライダーの練習場)
mavic mini で空から、大池と小池のマールを撮影。
小池マールの空撮(火口は深い)
大池マールの空撮。パラグライダーの練習場の草原が火口に相当する。
小池マール近くの露頭
下層の小池マールからの火山礫(スコリア?)を大池マールの爆発角礫岩が覆う。