伊勢原市の日向薬師(日本三大薬師のひとつとされる)の御本尊(行基作の鉈彫り薬師如来)が開帳されるので、仏像好きの仲間と連れだって出かけました。予報では午後から雨でしたが、現地は良い天気で、晴男がまたも認められたようです。予想していたよりも、数多くの素晴らしい仏様たちを拝観できて、うれしいツアーとなりました。
頼朝や政子が参拝の際に、白装束に着替えたといわれる衣装場(いしば)から日向薬師への急な参道が始まる | 衣装場の湧水 |
山門に立ちはだかる仁王様 | 火災で焼失した為、天保四年に復元された |
参道の石段は丹沢層群の凝灰岩(?)を削ったもの | 玉ねぎ状風化が磨滅したようなものもいくつか見える |
ご開帳に集まった善男善女。宝殿で、秘仏の鉈彫り薬師如来や、四天王・丈六の薬師如来・阿弥陀如来、平安と鎌倉時代の十二神将などを拝観し、ご住職のありがたい説法を聞いた | 説法後、境内で修験者による火祭りに参加 |
先達にならって、護摩木を投げ入れる | 先達達が裸足で火渡りした後に、靴を履いたままで火を渡りました |
なお、茅葺きの本堂は改修中で、来年の9月に落慶の予定。
- 浄発願寺
大竹の千体仏を刻んだ蓮誉華空法阿が属する弾誓派の開祖である弾誓上人が開山した浄発願寺にも足を延ばしました。 | 雛にもまれな三重塔が雨上がりの空に映えます |
とてもオープンなお寺で、副住職の方に丁寧に説明をしていただいた。第四世・空誉弾阿上人と弟子の空幻明阿上人の合作の阿弥陀三尊像。他にも無数の仏像や仏画が安置されています | 三重塔も特別に明けてもらい、お釈迦様が悟りを開いて山を下りる姿の出山釈迦文仏を拝観させていただきました。 |
- 浄発願寺 奥の院
浄発願寺でにわか雨をやり過ごしてから、奥ノ院に向かいました。 | 53人の罪人にひとつずつの石を運ばせて造った石段 |
途中には、元の浄発願寺の跡(山津波で崩れたために、今の場所に再建した | |
どんづまりにある奥ノ院 | 弾誓上人が修行した岩屋の内部には、無縫塔・念仏塔・庚申塔・地蔵・観音などの石造物が並んでいます(溶岩トンネル?) |