牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

ジオツアー 楽寿園(常盤の森)

静岡県地学会・東部支部主催のジオツアーに参加して、楽寿園の常盤の森周辺を観察した。自然の日陰の下で、一時だが猛暑を忘れることができた。

楽寿園駅前口からの園内
西に見えるクリーム色の建物辺りが三島溶岩流の最頂部と考えられる。
楽寿園では、駐輪場あたりが最頂部
園内から見ると、溶岩流の峰が見える。
最頂部の南側に爆裂した溶岩塚が位置する。
新たに解放された尾明の森にある石碑は、かつての報国院にあった名号塔(梵字南無阿弥陀仏)。
爆裂したとされる溶岩塚
溶岩トンネル内部に溜まったガス天井が爆裂した跡で、4層の溶岩流が観察できる。最下部が最後に流れてきた。
下流部は奥側が持ち上げられている。
溶岩流にできた縄状溶岩の下流部が持ち上げられて、亀裂が入った。
園内の二次溶岩流。郷土資料館の建設場所の候補地だったが、広くないので別の場所に建てた。
散策路の樹木には、フウランが寄生して、甘い匂いを放っている。
中門手前の開切された溶岩塚。下部の新しい溶岩流によって、左側の三層の溶岩流が持ち上げられたと見る。
中門を立てる際に、溶岩塚の一部は矢穴で削られた。
中門の内側が常盤の森
園内には縄状溶岩が100近くあるそうだが、ここの縄状溶岩が大きい。
七面堂のあった付近。
楽寿館の手前から、普段は立ち入りできない常盤の森に入る。
常盤の森内も三島溶岩流の上に、自生・植生された樹林が生育しているが、大木は少なく、若木が多い。小松ノ宮の別荘造成時に植えられたものが多いのだろう。
散策路の石段は、以前あった七面堂への参道と考えられる。
みや島からの石橋が見える。
多宝塔
楽寿館の裏手
楽寿館の裏手
常盤の森入口の縄状溶岩
深池にも水溜まっている。
憩いの丘近くにスタジイの大木。楽寿園の中では、これが最も古い木と考えられている。
散策路に飛び出す縄状溶岩。三島溶岩流の本流(北西から南東)に対して、逆向き。
散策路のもうひとつの縄状溶岩も、三島溶岩流の本流(北西から南東)に対して、逆向き。
本日の水位は、171cmと満水状態。
堰板を下げて、水垢を流している。
梅雨の多雨で、小浜池は満水。
せりの瀬からの湧水
二宮浅間神社から続く、旧富士登山道・三島口跡

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