河津町・見高の見高神社で奉納される式三番叟の動画撮影にでかけた。コロナ禍の影響で、しばらく途絶えていて、五年ぶりの奉納となった。
祭りの支度
見高の浜からロウソクの燈明が神社まで導く。

見高神社

境内の神楽殿には、地元出身の歌舞伎役者・市川小団次などから寄贈された引幕が掛けられている。篝火の灯りがほど良い照明となっている。

境内に立つ神楽殿で三番叟が奉納される。正式には、23日の昼間の祭典だが、前日の宵に試しに三番叟が奉納される。
式三番叟
四方を塩水と塩で清める。

千歳と囃子手がしずしずと登場

翁の登場の後、最後に三番が登場。

一番に若い千歳が舞う。

白面をつけた翁がよろよろと舞台中央に進むと、三番が駆け寄って、相槌を打つようなしぐさをする。

翁はしずしずと万歳楽を唄い舞う。

元気な姿で舞う。

翁が退場すると、三番が立ち上がり中央に進む。

三番は千歳を呼び、掛け合い問答を行う。

千歳は、鈴を三番に渡す。

千歳が退場し、太鼓が囃子手に加わる。

鈴を手に入れた三番は、舞台を所狭しと舞い踊る。



ストップしたまま、幕が引かれる。

回り舞台
三番叟では使用しないが、昔の地歌舞伎では回り舞台も使われたようだ。舞台下で人力で動く様子を披露してくれた。

途中で雨がぱらついたので、動画撮影が中断されるのでは心配したが、大したことは無かった。約1時間半の三番叟奉納を、55分ほどに短縮しました。長時間にわたりますが、せっかく奉納された三番叟を細大漏らさないように編集しました。

