牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

見高 式三番叟

河津町・見高の式三番叟の撮影に出かけた。成年男子(昔は長子相伝)による三番叟が見どころで、毎年10月23日の本番の試みとして、前日の夜に舞われる。

見高出身者の息子の四代目市川小団次に、見高の若者が江戸に出向いて[式三番叟]を教えてもらい、この地で上演するようになった、とのこと。その後市川小団次・左団次等との交流で中で、寄贈された江戸歌舞伎市村座で使われた引き幕の一部が、御神楽殿に披露されている。舞台の下には、回り舞台を人力で回す装置がある
囃子方と千歳が、見得をきって登場翁・千歳・三番の役者が勢ぞろい(今年は観客が少ない)
若い千歳がひと舞。子供が不思議なものを見るようにたたずむ三番と翁の合わせ
翁面をつけて悠揚と舞うプロパンの篝火が雰囲気を出す
面を外した翁の舞太鼓が加わり、三番の能動的な舞に移る
舞台狭しと飛び跳ねる三番。少し流し撮り風になった羽織に描かれた羽根が美しい
三番が跳ぶ千歳と三番の問答
千歳と子供の問答? パパを見てるのかな?
千歳から稲穂をイメージさせる鈴を渡された三番鈴を得た三番の舞が徐々に激しくなる
三番の舞い手は昨年と同じ若者。一番体力がいる役である
三番の動きが突然止まり、同時に囃子方も見えを切って静止すると、幕が引かれる三番叟の奉納後、回り舞台の実演が披露される。神楽殿の天井には、芝居で使われる船などの大道具が仕舞われている。


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