牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

三宅島ジオ巡り-2 雄山エコツーリズム

三宅島観光協会の自然ガイドによる雄山火山体験入山775ツアーに参加して、雄山の火口観察を行った。朝から小雨がぱらついていて、予報も弱雨だったので、催行するか心配だったが、直前になって天候は回復した。晴れ男女の集団が集まったようだ。
女性ガイド3人が参加者6人をガイドしてくれた。研修生として、数人も同行。参加者の中には、七島制覇のつわものもいて、話を伺うことができた。ガイドのおかげで、安全に、楽しく、雄山と三宅島のことを知ることができた。ありがとうございます。

専用バスで、神着の火山対策避難施設から雄山林道のゲートを通過して、登山口駐車場(520mほど)まで連れて行ってもらえる。
登山道を歩き始めると、近くに気象庁の観測所が、火山ガスなどを観測している。
ピークは775mの雄山山頂だが、エコツーリズムでは火口縁の近くまでしか行けない。ヘルメット着用で、ガスマスクを携帯して610段の木段を登る。
風が強いのか、大きくなれないニオイウツギ


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展望台からコシキ穴を見下ろす。
直下がコシキ穴
第一避難小屋
コシキ穴
南東を見下ろすと三池港から北の海岸が見える。
手前の谷の向こうの稜線上に二つの凹地(マール)が見える。
海岸近くに、ひょうたん山と三七山が見える。
ひょうたん山とその東の小岬を見下ろす。
雄山のピーク直下は、コシキ穴の凹地か?
火口縁の東のピーク709mには行けない。
ミソド穴は、元々はマールだったが、火口側が崩落して、そちらに向かって雨水が流れるようになって、水流は蛇行しながら流路を浸食したようだ。下流は、火口壁に滝のように落ちているのか?
荒々しい雄山(775m)のピーク。右斜面には、岩脈のような二筋か走る。
雄山ピークとミソド穴、火口壁
登山道(木の階段)の隣には、古い登山道跡が残る。2000年の山頂噴火以前は、低木の樹林帯の中の登山道だったらしい。
第二避難小屋。二つの避難小屋の二重の壁の間に、特殊繊維を入れて、火山弾からの破壊を軽減するようだ。ガスマスクと非常食もストックされている。
エコツーリズムではここが終点(670mほど)となる。
火口壁の一部
火口底には、パイオニア植物が入り込んでいる。
雄山ピーク 775m
第二避難小屋付近から、第一避難小屋方面をふり返る。樹林の色の違いで、噴火年代の違いがはっきりとしている。
登山道にもガクアジサイが戻ってきている。

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