牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

藤守の田遊び

焼津の大井八幡宮で、3月17日に奉納される[藤守の田遊び]の撮影にでかけた。昨年を含めて、過去に3回出かけていたので、今回は動画をメインに撮影した。
動画撮影の合間に、デジカメで静止画を撮影。シャッターチャンスを捉えようと、連射にしていたらメモリフルになってしまい、撮影は尻切れになってしまった。今回は、反省材料が多い撮影となってしまった。

始まる前には雨がぱらついたが、青空も見えてきた。出番を待つ小道具(藁笠・萬燈花など)
楽人は移動式の囲炉裏で暖をとる。
番外:天狗 田遊び奉納前に、雌雄の天狗が、青竹の杖で、舞台を祓い清める。
楽人は笛と太鼓が入り、太鼓は親方が勤める。
第一番:長刀 二人の若衆が、長刀を持って、荒草を薙ぎ払う所作をする。
第二番:振取 ショッコを被った若衆(振取)が祭神の御身代わりである御獅子(牛の顏)を拝殿から迎え、和め慰める所作をする。頭には古い土着的な仮面をつけている。
第三番:御獅子 木彫りの獅子頭を手に、麻の衣を被り若衆五人が入る御獅子は、振取に慰労されて、和みます。
第四番:鍬入 お供えの牛の舌に似せた餅を一枚ずつ観客に向かって撒き、地に鍬を入れる田仕事の手始めを表現している。
第五番:荒田 若衆八人が、詞を唱えながら跳ね回り、荒野を開墾する所作をする。
色とりどりの襷が翻って美しい。
第九番:山田 鍬を肩にした若衆五人が荒野を開墾する。途中から、萬燈花を飾り付けたショッコを被った徳太夫は持ってきた酒徳利で開墾の労をねぎらう。
第十番:徳太夫 若衆が帰ったあと、徳太夫は開墾のやり残しを仕上げる。
第十二番:田植 殿とその供が登場し、田植え歌を歌う。
舞台狭しと勢ぞろいした供たちは、御幣で飾った青竹で舞台を打ち付けてはやし立てる。
(第十三番:代草 詞を唱えて、牛の舌餅のお供えを観客に撒く。)
第十四番:孕早乙女 鼓を持った若衆が神前に向かって、拝礼する。
舞台の周囲を駆けまわり、足ふみをする。
第十五番:小編木 柳のネジリ木と竹ササラを持った若衆二人が、青年の肩車で登場して、鳥追いを舞う。
竹ササラの乾いた音が耳に残る。
第十六番:早乙女 氏子の当年五歳となる男子四人が、折り鶴を頭に付けて舞台に上がる。
禰宜男児を抱え上げ、高らかに氏子に加わることを祝う。
第十八番:棒 体格の良い若衆二人が、六尺の棒を扱って勇壮に舞い跳ねる。
棒を振り回し、藤守の郷を護る所作をする。
舞台に敷かれた板を踏み鳴らして舞う。
四方に向かってしゃがみ、静かに棒を持ち上げる。
第十九番:神子舞 神の子として登場し、
舞台の周囲を駆け回り、竹箒で祓い清める。
第二十番:間田楽 烏帽子をかぶった才取りを先頭に、造花を飾ったショッコを被った若衆七人が登場する。部隊の周囲を片足で巡り、神前に拝礼する。稲の穂が茂って成長している様子を華やかに舞います。
ずっと連射で撮影していたら、メモリフルになってしまい、撮影できなくなり、焦ってしまった。(後で考えたら、連射した画像を選別して、削除すればよかった。)ハイライトの猿田楽以降は動画で一部撮影したので、そちらで見てください。(動画も、猿田楽後には、iPhoneのバッテリー不足で撮影できなくなったが。)
iPhoneをポケットに入れて温めていたら、第二十五番:御獅子の一部を撮影できた。
御獅子をふたたび招きだし、振取が御獅子を元の御座に還り静まるように先導する。


静止画は、X-T5の手持ち・フラッシュ無で撮影。シャッター優先で1/60~1/200、F2.8

全ての番組をご覧になりたい方は、昨年のブログ qshiro.hatenablog.com をご覧ください。

午後6時から10時半まで奉納された田遊びを約30分の動画に編集しました。

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