牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

花沢の里

静岡県文化財課のガイド研修で、焼津の花沢の里にでかけた。研修の合間に、花沢の里を撮影した。

観光駐車場近くの崖に、新第三紀の高草山層群・大崩類層のアルカリ玄武岩が露頭する。約1800年前の海底火山の噴出物。
花沢の里入口の灯籠と、道標[左 高崎: 右 花沢]
研修前に、道標を左に高崎の集落を歩いた。
高崎集落の南(右)の山には、花沢城跡がある。
花沢の里に向かう坂道の途中に、”オシャモッツアン”と呼ばれる大岩がある。その下部の一部を道路沿いに見ることができるが、枕状溶岩である。
長屋門の前で地元観光ガイドの案内を聞く。ミカン栽培の季節労働者を泊めるために繋げられたそうだ。
石垣の上に独特な建屋が軒を連ねる。花沢川が侵食した傾斜地に住居を立てるために、石垣を築いて平場を最大限に確保した。石垣の上には、農作業用の付属屋が立ち並んでいる。
道沿いにみかんなどの収蔵庫を設けて、羽目板をはずすと道からミカンを直接収蔵できる構造となっている。
民家の狭い境界も風情がある。
大きな屋敷の奥には、伊豆石の蔵が見える。焼津の鰹節を西伊豆に降ろした帰りの空船で、伊豆石を求めたとのこと。
奈良時代東海道に相当する街道沿いに花沢の集落が並ぶ。今では、ハイキング客が行きかう。
大八車の車輪が雰囲気を盛り上げる。
法華寺手前の道標[左 うつのや地蔵堂 :右 日本坂ふちう道] 日本坂日本武尊が焼津に上陸し、陸路東に向かった際に請えた坂と伝えられている。
道標近くには馬頭観音が微笑む。
法華寺手前に。乳観音堂
高草山・法華寺。内陣の奥には、前立の千手観音菩薩に護られた本尊の聖観音菩薩立像が祀られている。
狭い花沢集落の割には、広い法華寺の境内。本堂左手には、日枝神社が祀られている。
初春にほころぶシロモクレンの花
法華寺・山門には仁王像が祀られている。その背後に、仁王さんの履く大わらじが奉納されている。
樹間越しに民家の甍

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