牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

早川町の道祖神 #2

連休前にもう一度、早川町道祖神探しに出かけた。

西宮の十二神社の下・集落内のT字路・北西角に祭場を設け、双体(左神-合掌・右神-笏・怖い顔)
かつては、白石と保の間の通交はつむじの尾根の峠を越えていた。白石側の峠手前に、石積みの祭場を設け、双体(摩滅・白カビ・地衣類・両神-合掌・上に四角い石が載せられている。)が祀られている。

草塩の橋から50m入った集落の民家の前に石積みの祭壇だけ残っている。以前は丸石が載っていたそうだ。祭壇の正面には、扇が浮彫されている。以前は、[道祖神]の文字があったそうだ。
祭壇の背後の庭には、親しみやすい顏の六地蔵が祀られている。

京ヶ島の八幡日吉神社前には、夫婦杉が並ぶ。
夫婦杉の根元に、石積みの高い祭壇を設けて、双体(摩滅・握手・右神-顏けずられ・ひび)が祀られている。

大島・島平の集落の奥に、コンクリの祭場を設けて、四基の石造物が祀られている。右から二つ目像-石祠(中に丸石)。この石祠のように流造の屋根を太い柱で支えているのは石棒(陽棒)であり、峡南地域にはいくつか見られる。
久田子の集落入口付近に、石積みの祭壇に自然石(ひび割れ)が祀られている。これが道祖神であろう。他には、道祖神らしきものは見当たらなかった。

雨畑川沿いの集落の道祖神を探す。北村の村中を探したら、細い路地のY字路角の石垣の隅を祭場にして、赤鳥居・玉垣の中に、直径40cmほどの丸石が祀られている。
雨畑川最奥のひとつ前の集落である室草里のはずれに無造作に石が積まれていて、上に丸石が載っていた。他には見当たらないので、これが道祖神であろう。

京ヶ島から塩ノ上への道は通行止めになっていたので、丸石道祖神の調査は断念した。薬袋から行けるか?
古屋の集落に通ずる橋には、警報機がつけられ、入口には猪除けのゲートがあり、外部の人は入りずらい。犬にも吠えられて、でてきた村人に聞いたが、丸石道祖神は無いとのことなので、断念した。
細野の集落はそれほど広くないので、くまなく探したが、村中に丸石道祖神は見当たらなかった。
残り9基となったので、連休後に一回行けば完結するだろう。

おまけ

北村の南にある見神の滝に再訪した。雨の後なので水量が多かった。
北村から細野への道が通行止めとなり、雨畑川の河川敷に臨時に設けられたオフロードを迂回した。途中に付加体らしき砂泥互層が露頭していた。今しか見られないのでは。

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