西宮の十二神社の下・集落内のT字路・北西角に祭場を設け、双体(左神-合掌・右神-笏・怖い顔)
かつては、白石と保の間の通交はつむじの尾根の峠を越えていた。白石側の峠手前に、石積みの祭場を設け、双体(摩滅・白カビ・地衣類・両神-合掌・上に四角い石が載せられている。)が祀られている。
草塩の橋から50m入った集落の民家の前に石積みの祭壇だけ残っている。以前は丸石が載っていたそうだ。祭壇の正面には、扇が浮彫されている。以前は、[道祖神]の文字があったそうだ。
祭壇の背後の庭には、親しみやすい顏の六地蔵が祀られている。
大島・島平の集落の奥に、コンクリの祭場を設けて、四基の石造物が祀られている。右から二つ目像-石祠(中に丸石)。この石祠のように流造の屋根を太い柱で支えているのは石棒(陽棒)であり、峡南地域にはいくつか見られる。
京ヶ島から塩ノ上への道は通行止めになっていたので、丸石道祖神の調査は断念した。薬袋から行けるか?
古屋の集落に通ずる橋には、警報機がつけられ、入口には猪除けのゲートがあり、外部の人は入りずらい。犬にも吠えられて、でてきた村人に聞いたが、丸石道祖神は無いとのことなので、断念した。
細野の集落はそれほど広くないので、くまなく探したが、村中に丸石道祖神は見当たらなかった。
残り9基となったので、連休後に一回行けば完結するだろう。
おまけ
北村の南にある見神の滝に再訪した。雨の後なので水量が多かった。
北村から細野への道が通行止めとなり、雨畑川の河川敷に臨時に設けられたオフロードを迂回した。途中に付加体らしき砂泥互層が露頭していた。今しか見られないのでは。