牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

三島エリア巡検

ジオガイド協会函南三島エリアのジオガイド仲間で、地元三島の巡検を試行。今回は、箱根火山の噴出物がテーマ。

田種寺裏の洞穴は、6万5千年前の箱根軽石火砕流の堆積層から、代用セメントを採掘するために掘られたもの。火山灰が固まった軽石はとても軽くて、これを砕いてセメント代わりにしたらしい3つある穴の左の穴には、聖観音を中心に、手びねりの千体仏を祀る計画。研究熱心の副住職のお話は興味が尽きない


愛樹園の石好きのお父さんが道楽で集めた溶岩樹型を解説付きで見せてもらう。雌型よりも珍しい雄型が多い(スバルラインの工事の際に出土したモノ)ライオンに見立てた溶岩樹型(横倒しになった樹型の上を縄状溶岩が数層に流れたように見える)


竹倉の屏風岩は、箱根火山群の海の平火山からの溶岩流が冷え固まってできた大きな柱状節理長靴で近くまで行くと、屏風のようにそそり立つ


富士山に雲がかかるので、スカイウォークは渡らなかった。昼食後、直下の山田川右股に入り、見上げる橋直下の板状節理が発達した湯河原火山溶岩流に、松尾滝が落ちる。


明瞭な板状節理が発達する安山岩溶岩流が露頭する裸山には、橋を渡る観光客が投げた木片が散乱する(種付きの木片は、裸山に花を咲かすためらしいが、上から見てもゴミだらけの山肌にならないか)


余裕があったので、山田川左俣にある日陰洞の滝まで歩く。ここは流れに交わるように板状節理が発達する

この他に、国道沿いのローム層露頭で、テフラの観察。4万5千年前の三島パミスのオレンジ色が忘れがたい。
法華寺のオオヤマザクラは開花したばかりで、昨年よりも1週間遅いと見た。

牛歩的写真中心網録”