雨の心配はないが、曇り空が優勢で黄砂も飛び始めた。早朝からの撮影をギブアップして、午後から佐野川周辺の露頭を探し回った。
露頭を探してうろうろしている時に、富士山のビューポイントを見つけた。新茶は摘まれているが、番茶時がねらい目か? | 呼子の赤い橋を探して、引っ込んだところに見つかった。橋の上から溶岩流らしきものが見える |
溶岩流の川床に降りる道を探して林道を下ると、左岸に凝灰角礫岩の切通しが露頭 | 更に下るともうひとつの赤い橋。その下流にようやく降りる場所を見つけて、川床に立つと、なめされた玄武岩が露頭。地質図によると三島溶岩流以降の裾野溶岩流や下和田溶岩流に相当するが? |
下部の愛鷹ローム層が、溶岩流の高熱で酸化して赤くなったのだろう。上の溶岩流の下部には板状節理が見られる。 | 板状節理の右部分は大きな斑晶が見られる |
溶岩流が浸食された淵が現れる。 | 愛鷹火山からの安山岩質玄武岩と考えられる |
左岸にも安山岩らしき溶岩流 | 下流の途中からは、安山岩質が消えて、大きな気孔の玄武岩が現れる。三島溶岩流に似ているが、愛鷹火山も初期には、玄武岩質の溶岩を噴出したそうた |
トヨタの研究所南の農道沿いに客土用に掘られた愛鷹ローム層(箱根新期軽石流) | |
葛山浅間神社近くの土建屋さん所有の愛鷹ローム層の最下部層で、火山礫・スコリアを含んでいる。 | 上部には黒ボク土らしきものが見える |
その下位層から掘り出された凝灰角礫岩 | |