牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

沼田の湯立神楽

御殿場市・沼田の子の神社で奉納される湯立神楽の動画撮影に出かけた。
動画撮影の合間に静止画を撮影したが、フラッシュはあまり効いていなかった。これで、御殿場市の4か所の湯立神楽を動画に納めることができた。

祭りの準備

安永2年の伝承から250年の記念式典でにぎわう境内
式典後に到着したが、湯釜には火が入れられ、準備万端

怪しい人影が覆う湯棚には神楽に使う幣束と湯たぶさが供えられている。下には、沼田に伝わる絵草子を原本にした行燈が配置されている。
不動池で、みそぎを済ませた若集が、六根清浄を唱えながら戻ってきた。

湯立神楽

湯も沸いてきたので、湯立神楽の始まり。清めの塩を撒く塩花振りに導かれて、二人が入った獅子が七五三を舞う。湯棚の前で、幕・幣・鈴・狂の順で舞う。まずは幕の舞から。
一人獅子が幣束を持って、幣の舞を舞う。

注連縄が張られた結界の四方には、舞い手が湯冷ましの呪文を唱えながら、出番を待つ。
行の舞の次に、本殿の四方を固める宮めぐりとなる。真剣を持っての舞で、一般の見学はできない。

獅子が湯釜の周囲で、釜めぐりを始める。
法官三人が並んで、湯冷ましの地言を唱える。

二本の剣(真剣ではない?)を持って、剣の舞
法官が七五三で釜前まで進み、最後に火を踏む。

風切りの地言を3回暗唱し、幣束で三点を記し、湯を冷ます。

湯たぶさで、湯釜の湯をかき回す。湯棚に3回、本殿に3回、末社に1回、囃子手に1回、湯花を散らす。
たっぷり湯に浸した湯たぶさを、参詣客に湯花を散らして、疫病退散を祈る。

狂の舞では、獅子が踊り狂う様を舞う。
釜めぐりが終わると、四方固めの神事に入る。さがり葉の舞か?

剣の舞

狂の舞が終わると、参詣客を噛みに向かう。
噛んでもらうと、健康になる。

神楽の奉納が終えたころ、満月が昇る。

午後6時から約1時間40分の神楽を撮影し、約21分の動画に編集して、YouTubeののりちゃんねるにアップしました。

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