御殿場・東山の厳島神社でも湯立神楽が行われるとの情報を得て、半信半疑で出かけた。
6時半頃に神社に到着した。準備は万端。地元の役員さんや保存会らしい方々がいるが、広くない境内もまばらでカメラマンは一桁の数。
本殿前を注連縄で区切って、湯棚には御幣・湯たぶさなどを飾ってある。
7時に全員で近くの小川にみそぎに出かける。サカキ(?)の枝で、水をかき混ぜているのか?
役員が揃って、神楽奉納の口上を始める。
幣の舞
両剣の舞
神殿内でも舞う。
ようやく釜の湯が沸いてきた。神殿内の照明が消されると、境内は焚火と提灯の灯りだけとなり、一層と暗くなる。(画像は明るく調整してある)
紙垂の束で湯を冷ます。
湯たぶさに湯をたっぷりと浸す。
四方で、疫病退散の湯を散らす。
参詣客に向かっての湯散らしは無かった。
火も弱まり、湯もすくなくなった8時20分頃に、撤饌を済ませて、奉納は終了となる。この後、直会が行われた。
1時間20分の神楽を13分の動画に短縮しました。
御殿場市内の四か所に伝承される湯立神楽の内、北久原・大坂・東山の湯立神楽を撮影できた。沼田の神楽は中止となったのが残念。
厳島神社の両側にある空き地に駐車できることが分かった。