牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

伊豆八十八ヶ所霊場巡り-9(第二十九番~三十一番)

台風の影響が少ないと踏んで、霊場巡りにでかけた。

伊豆高原駅~大川

スタートは、伊豆高原駅近くのハシダテの駐車場から歩き始める。
八幡野の石蔵は斜交層理が見える凝灰岩が使われているが、この辺には無い。どこの産か?

八幡野港の四辻に鎮座する伊豆型道祖神
浮山温泉郷内を辿り、旧道に出ると、椎の木三本に到着する。椎の大木・三本は既に枯れ死していて、矢を射かけた場所は分からない。 

伊藤祐親の息子・河津三郎が討たれた血塚辺りを見下ろす。
溶岩堤防辺りから伊雄山の威容を展望する。

草崎海岸の上の崖はスパッと切れていて、海岸の展望が利く。奥に浮山の溶岩台地が明瞭。手前には赤窪火山の溶岩流が流れ込んだ中ノ崎が見える。
旧道沿いに夫婦桜が頑張っている。

第二十九番札所・大川山・龍豊院

R135は歩くのは危険なので、あえて旧道や脇道を通っている。霊場も旧道沿いにあることが多いので、昔の人の気持ちになって、歩くことができる。大川駅の北にある龍豊院(曹洞宗釈迦牟尼仏)に到着した。枝垂れ桜が迎えてくれる。
枝垂れの下には、六地蔵などの石仏が祀られている。

整然とした龍豊院の本堂
扁額の周囲には龍の彫り物。

本堂の堂宮には、立体的な龍がにらみを利かせる。

ぼなき石

事故のあった北川トンネルは避けて、旧道を通ると、ぼなき石に出逢う。
福島正則の二つ雁の刻印がくっきり。

第三十番・金澤山・自性寺

北川駅近くで雨が強くなった。また傘を忘れてきたので、北川駅に下って中断しようとした。北川駅で休んでいたら、通り雨は止んで、青空が戻ってきた。無駄歩きをしてしまったが、旧道に登って、奈良本の自性寺に到着した。
参道前には、地蔵菩薩が出迎えてくれる。

参道の六地蔵にも手を合わせる。
静寂の自性寺(曹洞宗薬師如来)境内には、本堂と鐘楼台がある。ベンチがたくさんあり、疲れた体を休められる。

奈良本の公民館前の築城石二つ。
この後、ようやく地元のスーパーがあったので、早速お弁当を購入して、店前のベンチを借りて昼食とした。

第三十一番・来宮山・東泉院

途中からR135と合流して、白田浜の高台にある東泉院(曹洞宗・観世音菩薩)に到着。
参道には、六地蔵が迎えてくれる。

静謐な東泉院の本堂
また通り雨が来たので、今日は片瀬白田駅をゴールとした。ここから、伊豆急行伊豆高原駅まで戻って、車で家に帰る。

予定では、稲取の二つの霊場まで行くつもりだったが、次回に持ち越しとした。 沿面距離-18km,累積標高差-1930mを、5時間40分で歩きました。 (旧道を歩くときは、弁当を持っていくこと。また、折り畳み傘も必需)

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