豆国八十八か所の霊場巡りもようやく折り返しの半分を超えるまでになった。強風が残る師走の一日、意を決して下田の霊場六か所を巡った。
第四十一番・富巌山・海善寺
海善寺の山門は江戸時代建立で、威風堂々としている。
海善寺(浄土宗・
阿弥陀如来)の本堂は、現代風の建物で、山門との対比が面白い。
第四十二番・大浦山・長楽寺
水屋には、石仏が並ぶ。
境内には、地蔵さんや石碑が立つ。
第四十三番・乳峰山・大安寺
大安寺(
曹洞宗・釈迦
如来)の山門から長い参道が続く。
風格のある本堂
裏手の
シマシマの凝灰岩の崖には、いくつもの龕が設けられて、石仏がはめ込まれている。
以上の三ヶ寺は
下田市街にコンパクトに存在するので、
霊場巡りは効率的にできた。
本郷の稲荷神社麓に、凝灰岩の露頭があった。
稲生沢川沿いの道路沿いに、珍しい徳本名号塔がたつ。
第四十四番・湯谷山・廣台寺
廣台寺(
曹洞宗・聖観世音菩薩)への参道に橋がかかり、山門がある。
第四十五番・三壺山・向陽院
河内の旧道沿いに、向陽院(
臨済宗・
地蔵菩薩)の長い参道が山門へと誘う。
手入れの行き届いた境内の奥に本堂が建つ。
地蔵堂には、
海上安全を祈願したたくさんの地蔵さんが奉納されている。
第四十六番・砥石山・米山寺
今日のゴールは、接続の関係から、箕作の米山寺(
無宗派・
薬師如来)とした。道路沿いに、石段の参道が上へと続く。
距離370mの参道は途中から、険しい山道に変わる。、砥石山の山頂に、薬師堂が建つ。
ゴールの
稲梓駅。下り電車が出たばかりで、1時間20分ほど、日が陰ってきたホームで静かな時を過ごした。乗降する人は誰もいない
秘境駅のようだ。
沿面距離 14Km (累積標高差 1200m)を、4時間30分で歩きました。