長く続いた猛暑もようやく終わりの様相となってきた。曇り予報なので、久しぶりに霊場巡りを再開した。
電車を乗り継いで、
宇佐美駅に着いたら、雨が降っていた。傘を持ってこなかったので、慌てて1km離れたコンビニでビニル傘を購入して、巡礼を続けることにした。
溶岩らしき巨石は、物見が丘の台地を造った火山の溶岩だろう。
板状にできた節理の大石も礎石に使われている。
ご神木のオオクス
第二十七番・稲荷山・東林寺
瓶山の洞に、二十七番札所の稲荷山・東林寺(
曹洞宗・
延命地蔵菩薩)がある。伊藤家代々の
菩提寺で、伊藤祐親が息子の河津三郎の菩提を弔うために仏門に入り、東林寺と名前を改めた。
鐘楼台の上の高台には、三十三か所
霊場が設けられている。
上には、河津三郎とその息子の曽我兄弟の供養塔がある。
いつも気にしていたが素通りしていた萩の
林泉寺に立ち寄って、藤の木をロケハンした。
三株の藤が枝を広げている。道路から見えにくいが、来春は立ち寄りたい。
第二十八番・伊雄山・大江院
門野・萩の台地を越えて、更に十足の大室山の溶岩流台地の長い坂を越えて、八幡野岡の大江院(
曹洞宗・十一面観世音菩薩)に到着した。入口には、
観音菩薩と
六地蔵が迎える。
鬱蒼とした森に囲まれて、大江院の本堂が建つ。
百日紅のピンクが色を添える。
大江院の奥に、
八幡宮が誘う。雨が降ってきたが、吸い寄せられた。広い石段の奥に
来宮神社が建つ。
伊豆高原駅が本日のゴール。往復共に黒船電車に乗れた。
沿面距離-23km, 累積標高差 2070mを6時間半かけて歩きました。