道祖神仲間からの情報に基づいて、沼津と伊豆長岡の追加調査を行った。
井出の民家の石垣角に安置されている石造物。摩滅がひどいのか、刻みが確認できない。
道祖神と判断できる材料が無いので、石造物とだけしておく。
井出の民家の入口にある石造物には[南??神]と刻んだ文字碑が祀られている。[南無地神]とも読めるが、仏のような地神としては、[南無
妙法蓮華経地神]があるが、それではない。4文字からすると、[
堅牢地神]があるが、それとも違うようだ。いずれにしても、地神のひとつではあろう。
片浜駅の南のスーパー近くの駐車場の片隅に祭壇を設けて、石造物が祀られている。摩滅したのか刻みは見えない。芝川のオデコ
道祖神に似ているが、沼津にはそのような
道祖神は無い。
大平・横代の集会所前の石造物群の中の左端の単体は、未敷蓮華を持っているので、
聖観音菩薩像だった。
道祖神ではないことを確認した。右隣は、笏持ちの単体
道祖神大平・鴻鳥の
道祖神は、単体・座像・浮彫・宝珠持ちの
道祖神であることを確認した。
伊豆長岡・長瀬の
道祖神の左手に、倒れている伊豆型
道祖神があった。【伊豆のサイの神・前編】の(156)長瀬の一体に相当する。頭が欠けているが、折れた細い笏を持っている。