ネットで道祖神情報を調べていたら、伊豆の国市と伊豆市の道祖神らしい石造物が見つかった。6基が広範囲に分布するが、半日で追加調査してきた。
以前に探して見つからなかった
道祖神が、
伊豆の国市の古奈の住宅地の変形四辻の東角に祀られていた。伊豆型(笏・凝灰岩らしく摩滅が進んでいる)だった。
長瀬の
龍泉寺近くの小川を背に、二基の丸彫石造物が祀られている。左像-伊豆型?(笏・頭は丸石に挿げ替え・苔)・右像-伊豆型?(?・頭は丸石に挿げ替え・苔)
修禅寺の境内にあるはずの伊豆型
道祖神は、祭壇の石だけ残っている。境内と境外を探したが見つからない。寺務所に聞いてみたが、どこに移したかは分からなかった。
代わりに、山門の後に、切株を台座にして新しい双体の石造物が祀られている。抱肩握手で
道祖神の形態をしているが、頭は
螺髪・肉頸のようなので、
道祖神とは認めがたい。
筏場の古道沿いの大杉の根本に、丸彫(単体・僧衣)の石造物が道標と共に祀られている。
道祖神ではなく、
地蔵菩薩と見る。
湯ヶ島の与市坂の集会所前の竹やぶの北に、単体(丸彫?・坐像?・3ツに割れている)が祀られている。近くで作業している人に聞いたら、子供の頃はこの石造物の前でドンド焼きをやったということなので、伊豆型
道祖神と考えられる。
土肥新田の集落内の石段を登ると、赤く塗られた木祠がある。祠内には、神棚があるが、
道祖神ではなさそう。
木祠の左には、二基の石造物が祀られている。左像-?・右像-
聖観音菩薩
木祠の右には、三基の石造物が祀られている。左像-
聖観音・中像-
聖観音・右像-単体・丸彫だが、何か分からない。