道祖神調査もいよいよ最終章の小田原市を含む神奈川県西部に移る。ピーカンで夏日のような陽気で、歩くのは辛かった。
湯河原町の石造物
湯河原町・吉浜東の地蔵堂境内左手に祀られている双体らしき石造物を確認してきた。中央に蓮華座があり、その上に弥陀仏の刻みがある。阿弥陀三尊を模した石仏であろう。左右の像は、勢至菩薩と観音菩薩に相当するのだろう。
小田原市南部の道祖神
江之浦測候所の駐車場向かいの石段の上右手に、二基の伊豆型道祖神(#252)が祀られている。左像(合掌)、右像(合掌)
江之浦の旧道から20mほど下った左手の祭壇に、二基の伊豆型道祖神(#251)が祀られている。左像-(文字碑はこれか?)、中像(頭欠けている)右像(摩滅・合掌)
早川の紀伊神社鳥居手前右に、木祠が祀られている。(#246,中に木札)
早川東の旧道北側、民家のブロック塀をへこませて、木祠(#245)が祀られている。道祖神と書かれた小田原提灯があるのは、この地らしい。
新幹線に近い木地挽の四辻の北角に、木の祠で守られた木祠(#243)が祀られている。
向口の早川右岸の堤防下に、木の祠で守られた
唐破風の木祠が祀られている。(#242,中に木札)
水主屋敷の文字碑[道祖神](#241)が祀られている。近くに地神の石造物も。
江之浦・赤沢の伊豆型道祖神(#253)は、該当する場所に複数の石造物があるが、生い茂った夏草で確認できない。 小田原には、255もの道祖神があり、市街化の影響も強いので、調査は難航するだろう。町も狭いので、駐車できる場所を探すのに苦労する。