静岡県地学会東部支部主催のジオツアー[三島の歴史とジオサイト見学会−1]に参加してきました。午前中の半日コースですが、暑い市街地を日陰を縫って歩きました。
楽寿園の木陰の下は涼しい。ジオ看板で解説 | 縄状溶岩の向きから溶岩流の流れる方向がおかしい。これは、縄状溶岩ができた後に、奥側には下から新しい溶岩が潜り込んだために、下流側が持ち上がった。 |
溶岩の割れ目に4種類の木が成長 アラカシ・カゴノキ・コナラ・クロマツ 最後に残るのは誰か? | この溶岩塚も最下層に気泡が少ない新しい溶岩が潜り込んだ。最下層の溶岩に詰まっていたガスは、上層との透き間に大きな穴を作ることがある |
楽寿館前の石は、小松宮好みの京都から持ち込んだ緑泥岩 | 深池は溶岩トンネルの空洞が陥没してできた。気泡の少ない溶岩は採石された |
鞍馬灯籠は京都から持ち込んだ閃緑岩・玉ねぎ状に風化しているのが価値あり | 数か所で確認できる縄状溶岩。小浜池・せりの瀬・中の瀬すべて枯れています |
- 愛染院跡近辺
愛染院の溶岩塚 | 愛染院があった場所の近くにある大井凝灰角礫岩の石蔵 |
三嶋大社の神官の墓所 | 昨年発見された鏡池の溶岩樹形(溶岩に包まれた木の水分が一瞬で高圧の水蒸気となり、スキマを伝わって脱出した跡(スパイラクル)が見られる |
- 白滝公園から桜川
楽寿園より標高の低い白滝公園では、わずかに湧き出ている | 溶岩に混じって、角の取れた御殿場泥流で運ばれてきた石 |
白滝公園の溶岩塚(手前の緻密な溶岩が、先に流れてきていた気泡が多い溶岩に下に潜り込んで、餅のように膨れて割れた | 桜川の中にある”米とぎ石”で休むカモ |
三島八小路のひとつの”上の小路” | |
玉垣には、御殿場泥流が運んできた角の取れた石を積んである | 三島七木の一つ、大社のクスノキ(目通りを測る。6人≒10m) |
三島町誌にのっていた七石の一つの耳石(御殿場泥流由来)耳石神社の耳石は三島市誌の七石 | こちらは名無しだが、御殿場泥流由来 |
頼朝・政子の腰かけ石も、御殿場泥流由来 | ご神木の金木犀の囲いには、六方石が使われている。どこ産か? |
摂社の基礎には、北江間の凝灰岩が使われている | |