いよいよ梅雨明けです。しばらく伊豆半島の巡検はお休みです。代わりに、涼しい富士山麓に出かけました。小山先生の本を片手に、青木ヶ原で涼んできました。(巡検も時間がかかったが、ブログ投稿も大変)
- 山宮浅間神社
浅間大社に遷される前の浅間神社(浅間大社のもっとも古い神社)今では、本宮に対して山宮と称される | ご神体はもちろん、富士山なので拝殿の奥には遥拝所がある |
火山弾の鉾立石 | 二つ目の鉾立石(もう一つは、浅間大社楼門前に移された)石段も溶岩でできている |
柱列で囲まれた遥拝所の中は、石列で区分されています・奥が祭壇 | 遥拝所の後の溶岩の石垣から富士山を遥拝するも、雲隠れ |
石垣には、火山弾が積まれている | 神社の入口には、大きな溶岩に浮き彫りされた双体道祖神 |
- 本栖湖に流れこんだ溶岩流
富士山から流れ出した溶岩が青木ヶ原を越えて、本栖湖の東端を少し埋めた | 溶岩流の表面は、餅状にひび割れている |
手漕ぎボートで湖側からも接近。湖の底にも溶岩流が見える | 割れて捲れ上がった溶岩? |
- 本栖湖展望台
千円札の裏の富士山で知られている本栖湖の展望台に行ってみた。富士山は雲の中だが、側火山の大室山(こちらもスコリア丘、約3000年前の噴火)が見える | 湖は夏モード |
青木が原の溶岩流に埋め残された窪地だが、標高が精進湖よりも少し高いので、湖になれなかった。大雨の後だけ水を湛えるそうだ。陸橋の上から見下ろす | 下に降りてみたが、草だらけで溶岩は少ししか顔を出していない |
- 西湖 コウモリ穴
ヘルメットとヘッドランプを付けて、カメラ片手に溶岩トンネルのコウモリ穴に入った(最初は中学生の団体とかち合ったので、二回目にゆっくりと撮影 | 崩壊した痕 |
溶岩流が水蒸気で膨れてドームを形成 | 天井からは溶岩鍾乳石が垂れ下がる |
この戸の奥にコウモリが住んでいる。夕方、飛び出すそうだ | フラッシュを焚いても映らない。もっと奥にいるそうだ |
溶岩が流れ出した後の床面は平らになる | こちらでは縄状溶岩になっている |
溶岩の壁には白い珪藻土がついてる部分も。昔のせの海の水位を示しているそうだ | 青木が原樹海の入口の溶岩流で、中学生にガイド。聴かせてもらったら、とても上手にガイドしてました。 |
- 富士山ミュージアム
遅い昼食を取った道の駅[鳴沢]には、無料のミュージアムがあり、富士山についての展示が整っています。期待せずに入ったら、思わぬ収穫にビックリ | いきなり、ティラノザウルスが溶岩に飲み込まれてもがいているのには皆びっくり |
富士山の成り立ちや構造が分かる立体模型や、シアターがあり、ジオミュージアムといっても十分だ | 溶岩ボールの展示だけではなく、 |
宝石の山梨県だけあって、素晴らしい水晶などの原石の展示即売をやっています | きれいなアンモナイトの値段にビックリ。一階には、宝石屋さんがあり、どうやらこの店の客寄せらしいが、素晴らしい施設です。 |
- 鳴沢 溶岩流と溶岩樹形群
鳴沢の溶岩崖を探したが、草ぼうぼうでよく分からなかった。 | たくさんあるようだが、地図があるといいのに。アクセスがとても分かりにくい |
P71の溶岩崖が見当たらない | 石材屋さんがいくつかあり、どうやら溶岩を加工しているようだ |
近くには溶岩樹形群(#1〜#11)があるが、これも入口とコースが分かりにくい。太い木を直立したままで、溶岩が包み込んだようです | 近くに摩王天神社があり、引き寄せられてきつい階段を登っちゃいました。小御岳山を魔王の山としてご神体にしています |
- 無戸室浅間神社(別名 船津胎内神社) 溶岩樹形
船津の無戸室浅間神社は船津の溶岩樹形をご神体としています。大小数本の木が折り重なってできた総延長70mの洞窟 | 拝殿の幕の奥に溶岩樹形の入口があります |
入ると大きな倒れた木の溶岩樹形が肋骨状の溶岩を見せています | 足元には不気味な模様の溶岩も |
膝を抱えて、すり足でしか進めない20mほどの胎内(倒れた細い木の溶岩樹形) | その奥は立てるほどの高さと広さの母の胎内にたどり着き、また膝を抱えてUターン |