牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

ジオツアー三島

地学会東部支部主催のジオツアーで、三島市街地の古道を巡りました。久しぶりの青空で、蒸し暑かった。

楽寿園東口をスタートして、旧愛染院の周囲を巡る。愛染院は神仏分離以前は、三嶋大社の神宮寺だった。その後破却されてしまった愛染小路を通る前に、市民会館北に新しく一部オープンとなった緒明邸のお庭を巡る。綺麗に整備された苔庭も見ることができる


新鮮な縄状溶岩もある木々の合間に旧富士登山道らしきものが見える(散策路とも)


愛染院の僧侶の墓があった場所。溶岩流を削って平らにしてある鏡池の横臥状溶岩樹型(スパイラクルが見える?)


三嶋大社の神官の墓域 この辺は、三島溶岩流の上佐野街道沿いの工事現場では、御殿場泥流の丸礫が出土。この辺りは、御殿場泥流の堆積地


順天堂大学のキャンパスは、御殿場泥流の高まり(基盤は箱根火山)に建つ三嶋大社宮司の邸宅の石塀は、三島溶岩と大井凝灰角礫岩の二層造り


樹勢は衰えているが、大社の金木犀が周囲に芳香を放つ大社の芸能殿は、元は総門だった。下の丸礫は御殿場泥流のもの。大社も御殿場泥流に覆われているが、泥の層が厚くないので、丸礫が掘り出しやすかった


大正年間に東海道にあったたたり石が邪魔になったので、境内に移した。後の石垣の巨礫も御殿場泥流腰切不動尊(腰から上しか彫られていない不思議な像、しかもそっぽを向いている)


桜小路の秋葉山常夜灯は、昔からの位地で祀られている貴重なモノ。上には小さな秋葉社・下には消火器と火伏の霊験あらたかか? 擬宝珠は、近くの赤橋の古いモノを活用

三島市街地の地層の違い(三島溶岩流・箱根溶岩流・御殿場泥流・湧水浸食地形)が認識できたジオツアーだった。

牛歩的写真中心網録”