牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

富士宮の道祖神 再撮影

富士宮の双体道祖神の中の三基が高遠の石工の一人による連作らしいことが分かった。小山先生による[富士宮の大地]の講演会が午後からあるので、午前中に再訪した。

富士宮にたくさんある他の双体と違って、この三基は手が大きくデフォルメされて、抱肩握手のような複雑な手をしているのが共通している。1780年から1782年の間に連作された。

精進川郷戸の双体道祖神 富士宮-217

郷戸発電所近くの草むらに覆われていたので、見落とすとこだった。軽く草を抜いておいた。左神-男・右神-女 外の手が異様に長い。この双体は、抱肩握手が明瞭。安永九年(1780年)・碑型が末広がりの舟形が少し異なる。
Scaniverseで3Dモデル化

精進川山本の双体道祖神 富士宮-207a

山本の双体は、昭和三十六年に盗難に遭って、買い戻したもの。彫りが浅いことと、斜光が無いので、どんな様子かよくわからないのが残念。左神-男・右神-女 外側の手でお互いを抱擁か? 左神の長い手の先には、徳利(陰茎)・右神の手には穴の開いた盃(女陰)を持っているようだ。 天明元年(1781年)・舟形光背
Scaniverseで3Dモデル化

上半野の双体道祖神 富士宮-79

左神-女・右神-男 外側の手でお互いを抱擁か? 内側の手をお互いの陰部に当てる。 天明二年(1782年)・舟形光背
Scaniverseで3Dモデル化

半野と柚野の彼岸花の様子を見てきた。興徳寺の用水近くに数株咲いていたが、参道や前庭には、芽も出ていない。棚田も同様。

牛歩的写真中心網録”