牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

淡島 巡検

沼津市・奥駿河湾に浮かぶ淡島でのジオツアー醸成に向けて、ガイド仲間で勉強会をした。

ラブライブの津島 善子の誕生日祝いでにぎわう淡島に向けて船出
淡島ホテルの玄関

ピンクの大理石をふんだんに使った外壁のホテルには、セレブからラブライブ・ファンも滞在する。
ホテル内や遊歩道には、絵画・彫刻などの美術品が展示されている。

露天風呂からは沼津の町と富士山が見える。
淡島遊歩トンネルは通行自由で、島を周回できる。

トンネル内には、ワインセラーもある。回天の運搬トンネルは別にあったらしい。
特別許可を得て、ホテル専用の磯場に降りる。

回天の研究・訓練基地が置かれた海軍桟橋
運んできた回天を吊り降ろしたと思われる開口部を見下ろす。

波蝕棚の磯をのぞき込む裸婦
淡島灯台へ木橋は壊れていて、通行不可。節理が見られる。

遊歩道に埋め込まれた方向指示盤
扇岩の柱状節理は、以前はもっと大きく見えていたが、半分ほどが樹木に隠れてしまった。

海軍桟橋の先端部では、水深は20m前後もある。淡島の火山岩頚の傾斜で海底近くまで伸びているのだろうか?
まないた岩と見られる転石

上面が平たいテーブルロック。島の西側は、波の侵食で遊歩道の一部が破壊されている。
淡島を形作る(複輝石)安山岩が塩類風化を受けている。波打ち際に位置した際に、波しぶきで侵食されたもの。

神楽岩北の柱状節理の転石は、銭願石と呼ばれる。
南から神楽岩が見えるが、木の枝に遮られる。

タフォニが侵食した洞穴には、シャルル・アズナブールのイェスタディが刻まれている。
石切場近くの岩には、マガキの殻がへばりつく。

石切場に転がる石には、矢穴が見える。
鍛冶小屋と呼ばれる切り出した石の積み出し場

遊歩道に覆いかぶさろうとする海食崖
獅子岩が縄文海進時(今より海面が3m高かった)の波食によるものか疑問らしい。

かつては、獅子岩と対岸の岩脈の間に大網を張って、マグロの追い込み漁をした。今では、生け簀でアジやマダイの養殖を行っている。
水神宮と銭願宮

山頂にある淡島神社への参道。時間が無いので、断念。なお、お中道の一部は崩れていて、通行できないそうだ。
イルカのショーでにぎわう。

アシカのショーの会場の背景は、火山の根が露頭する。
島の泉は、搾れ水だろう。

海岸の岩場には、ヒジキとイソモクが繁茂する。
昭和天皇がここから、追い込み漁を見学したといわれるお立ち台

ホテル内外に展示されている美術品にちなんで、淡島全体や露頭と、富士山を含めた周囲の展望を自然の芸術作品として紹介するガイドツアーに仕上げたらどうだろう?

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