牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

赤淵川 巡検

小雨の予報があるが、涼しそうなので、富士の赤淵川に出かけた。こういう日には、地面を見るに限る。

  • 富士岡 東名ガード下

赤淵川は愛鷹火山と富士火山の境界を流れる川。黄色く見えるのは、星山期の噴出物か?富士宮期の曽比奈噴出物の末端崖が露頭



  • 花川戸の滝

新しい橋の上から、花川戸の滝の崖が見える夏草に覆われたアプローチをヤブコギして、滝壺から撮影(雨にもかかわらず、黄色い水がチョロチョロ落ちる)


曽比奈溶岩流の末端崖に節理が見られる滝の右下に覆われているのが、大渕溶岩流?(愛鷹火山ではないのか?)


滝の落ち口は、曽比奈溶岩流が浸食した滑滝にポットホールが見られる。


  • 猿棚の滝

雨の中を探し回って、ようやくアプローチを見つけた。川床まで5分、そこから遡行すること5分で、泥流の崖に遭遇する赤淵川の水は溶岩流に伏流してしまうので、普段は涸れ滝だが、ここが猿棚の滝 よほどの大雨でないと、滝は流れないだろう(でも危険)


大きく浸食された滝壺の跡(といっても水は見えない)

下部は、愛鷹火山の厚い泥流堆積層(?)上部は、勢子辻溶岩流が覆っている。滝壺の巨岩は、浸食されて落下した勢子辻溶岩流だろう


滝の落ち口から滝壺を見下ろす 落差 約40m滝の上流は、勢子辻溶岩流の滑滝



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