ジオガイド協会のスキルアップ研修として、狩野先生を講師にお迎えして、南伊豆の巡検を開催した。
- 入間漁港周辺
雨も上がった入間漁港 大潮で潮は引いている | 漁港の南東の洞(画像中央)には石廊崎断層が走っている |
漁港の突堤から、千畳敷方面を眺める | 白く見えるのが、一色凝灰岩層 |
凝灰岩に貫入する小さな岩脈はタツノオトシゴか孔雀か? | 漁港西の水冷破砕岩の露頭 |
漁港東の岸壁 一色凝灰岩層に貫入した岩脈とそれを給源として上に噴出して覆う吉田安山岩 | 岩脈の核心部? |
漁港東の岩脈に近づいて良く見る | 貫入岩に押されて傾斜した凝灰岩層の上部が削られ、その上に不整合で水冷破砕岩が覆う |
水冷破砕岩 | |
千畳敷への降り口までの林道を特別に許可を得て来るまでショートカット(伸び始めた草木や落石を乗り越えて進む羽目となった)
千畳敷へ降りる途中、最初の岩脈(蛇上り?)と凝灰岩層の断層 | 凝灰岩層と水冷破砕岩層にも断層らしきものが見える |
三ツ石崎 白い凝灰岩層を貫く岩脈 熱水で黄色く変色した凝灰岩との接触面 | 先端の三ツ石のひとつは岩脈 |
トサカ岩の岩脈 | 大きな貫入岩も下からのマグマが途絶えたので噴出することなく、固まった。右下にはタツノオトシゴ貫入岩 |
シルトに近い凝灰岩は変形を受けているようだ | 凝灰質砂岩の回廊 |
貫入岩脈とその下の砕屑岩脈(堆積層の割れ目に上の貫入岩からこぼれ落ちた溶岩が埋めたもの) | 横から見た小さな貫入岩 |
一色凝灰岩層の上部が波で切られて、その上にハンモッキー斜交層理が覆う | 波長の長い波によってできた |
- 仲木
43年前に発生した伊豆半島沖地震による山崩れで生き埋めとなったり、火災の犠牲となった人たちを慰霊する仲木記念公園 | 公園西の仲木凝灰岩の露頭 大きく傾斜している |
仲木漁港の柱状節理 | 同時に貫入した溶岩が、上のほうでは柱状節理となり、下部には水を含んだ堆積層があり、貫入岩が水冷破砕岩に漸移している。 |
奥の柱状節理の裏側。 下部が水冷破砕していて、上部が柱状節理となっている | 仲木漁港の東南に見える凝灰岩は仲木凝灰岩で、その上に石廊崎安山岩が覆う |