足柄層群の露頭について、温地研の露頭マップから情報を得たので、下見してきた。
- 平山断層
平山断層は、丹那断層と一連の構造線を形成していると考えられるとのこと
東電山北発電所対岸の洞に平山断層の露頭があった(下部層が足柄層群・日向層で、上位に不整合で段丘礫層が重なり、逆断層で日向断層より古い瀬戸層が乗り上げている)裸足で川を横断して到達 | 堰堤近くの右岸の露頭(裸足で瀬を越えて接近) |
発電所下の左岸の露頭 | |
- 日向断層
酒匂川の川床に位置するという日向断層を探したが、位置関係が良く分からなかった
右岸の川床に露頭する地層が日向層のタービダイトと考えられる | 酒匂川が蛇行する下流部には箱根新規軽石流の堆積層が覆う |
右岸の湯坂層には、穴が見られる。炭化木を掘り出した跡だろう | 説明−2 |
日向橋の下左岸の露頭 | |
- おまけ
竹之下の棚田の下見 | 水が張られて、田植えを待つ |
段丘から見下ろすので、棚田は良く見えるが、富士山の映り込みは期待できない | 棚田の対岸の崖に露頭するのは、御殿場泥流の堆積層だろう |
御殿場・深沢の牛淵にも立ち寄る。御殿場泥流堆積物が浸食された淵 | |