牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

白山・手取川ジオツアー 一日目

まちこん伊東主催のジオツアーで、白山・手取川ジオパークに出かけました。この冬の大雪の影響で、直接見ることができないポイントがあり残念でしたが、片道7時間をかけて、6つの県を縦断するバスツアーを楽しんできました。行く先々でサクラを追う旅でもありました。

  • 白峰地区街並み散策

推進協議会の理事長さん直々のの分かりやすいガイドで、重要文化財の街並みを歩きます。

豪雪地帯の山間部にある小さな集落に、二階から三階建の家が立ち並びます土石流で流れてきた転石を割って、石垣にしています。街中にも道路わきにもそこらじゅうにフキノトウが芽吹いていました。除雪された雪が残り、厳しい土地柄のようです。


栗の木を割って造ったハシゴが除雪用に取り付けられています(4mほどの積雪があるそうで、至る所に除雪対策の仕掛けが見られる)林西寺の本堂内は豪華な欄干の彫刻が見事です



白山の峰々に祀られていた仏像が、廃仏毀釈で山から追い出されて、林西寺隣りの白山本地堂に祀られています。白山を登り・降りした仏像達は穏やかに村の人々を守っています

  • 砂防科学館

白山の地すべりで上流から流されてきた百満貫の岩のレプリカ(実物は高さ16m。上流の土石流によって3kmも流された)3Dムービーシアターで、土石流の仕組みと対策を勉強します科学館前には、恐竜の足跡の化石が?


夕食前に、講演を聞きました。[水の旅・石の旅]とうテーマで、ジオパークの成り立ちをわかり易く説明して頂いた講演が終了した後に、夕日に映える白山の峰々。約30万年前に活動を始めて、約3万年前に今の山頂付近で噴火活動を始めた。その後の浸食で周囲に深い谷を刻んだ。標高2000mより下は、約1億1千万年前の手取層群


夕食前のひとっ風呂ではなく、河原で化石探し。化石が入っていそうな粘板岩は見つからないが、百満貫の岩と同様に上流からの転石。オーソコーツァイトと呼ばれる丸くて固い礫がたくさん含まれる。オーソコーツァイトは、大陸の時代に浸食・運搬されてきたもの

宴会後に入った温泉は、全国でも珍しい純重曹泉で肌はツルツルすべすべ。顔にもたっぷりと刷り込んできました。


  • 化石風呂

宴会終了後、隣の立ち寄り湯の温泉の壁に貼られている化石を。無理を言って営業終了間際に入れてもらいました。桑島の化石壁に掘られたトンネルから出てきた化石というが


素人にはどれが化石か見分けがつかないそれらしきものをいくつか写真に



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