牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

平井の水力発電所跡

曇り空だが、雨が降る予報ではないので、函南遺産の再取材に平井の柿沢川周辺を再訪した。

平井の水力発電所・再訪

以前に見つけたアクセスルートは、笹薮となっていて、途中で断念した。上流にある堰堤に降りる踏み跡を辿って、何とかたどり着いた。笹薮と夏草のヤブコギで、種が体中にくっついてしまった。柿沢川の堰堤の下流に、水力発電所の取水堰が設けられている。
柿沢川を完全にふさぐように、堰が設けられている。
水力発電所は廃止されたので、導水路は埋められていて、水流は、柿沢川に全量戻している。
かつての水路がどこを流れていたかの痕跡は見つからない。石垣がそれっぽいが。

柿沢川をまたぐ橋の下に土管が埋められていて、水流は通過している。
導水路は、この道沿いに下っていたようだ。残る石垣が導水路のものらしい。

今は畑になっているが、この場所が以前の貯水池らしい。水路は正面から流れて来た。
貯水池の流出側。以前は水圧鉄幹が地面から顔をのぞかせていたが、草が茂っていて見つからなかった。

水力発電所があった場所は、今では個人宅の庭になっている。

柿沢川

水力発電所跡付近の原山橋から、川床の溶岩流を見下ろす。
原山橋上流150mほどの左岸に露頭する溶岩崖には、板状節理が見られる。熱海火山の溶岩流であろう。
更に140mほど上流には、滑滝がかかる。看板には、翡翠の滝・カワセミの滝とある。以前聞いた鶺鴒の滝では無いのか? 今度、地元の人に会うので確認しよう。
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十年以上前には通れた道も今では、藪になっている。突破できると踏んで進んだが、途中で撤退せざるを得なかった。

スポーツ公園南の露頭

函南スポーツ公園の南に貯水池を造るためか削られた土地がある。壁には、巨礫を含む堆積層が露頭する。熱海火山からの土石流堆積層であろう。

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