東伊豆のジオ遺産の探索を再開する。まずは、白田林道の堰口川上流のジオサイトを探す。
-白田林道
堰口の発電所の上流に、ふくろだの滝が落ちる | その先には、うすはだの滝下流の滝 |
取水堰手前で倒木があり、通行できないので、そこに駐車して歩き出す。堰口の発電所の取水口。 下流には湯ヶ島層群の軽石凝灰岩とみられる地層が露頭する | 上流にも軽石凝灰岩が侵食された渓谷が広がる |
林道途中の露頭には節理が見られる。湯ヶ島層群の輝石安山岩類か? | 熱水変性した凝灰岩の露頭 |
2時間歩いて、ようやく硫黄橋に到着 左手の崖にふたつの坑口が開く | 中から湧水が流れて、白いものが沈殿する。硫黄のにおいが強いので、坑内に入るのは断念 |
硫黄抗の横には熱水変性した凝灰岩が露頭する。地質的には、白浜層群に属するのだろう | 橋を渡った左手に硫黄抗の看板と別の坑口が見える。看板によると、江戸時代から明治にかけて硫黄が採掘と精錬が行われた。硫黄の精錬過程で生じた残留物により鉱毒公害が発生したとのこと。こんなに小さな坑道だけでなく、他にもあったのだろう。 |
-堰口火山
発電所南に、堰口火山のスコリア丘が見える。約1万9千年前に噴火した稲取火山列のひとつ。採石場にスコリア露頭が見えるはずだが、草に覆われているのか見つけられない。 | スコリア丘の下部から噴出した溶岩流が堰口川の川床に露頭する |