以前から計画していた三浦半島の西海岸のジオサイトを巡った。箱根では雨がちらついたが、到着してからは天気が回復してきた。夕日の撮影のロケハンも兼ねている。
- 秋谷の立石
立石と梵天の鼻と呼ばれる小島 天気が良ければ富士山も見える | 立石は、約二千五百万年前、海底に積み重なってできた葉山層群立石凝灰岩層 |
梵天の鼻の波蝕台 | 凝灰岩に挟まる方解石の脈 |
- 佐島 天神島
約500万年前に、海底に堆積してできた三崎層という砂泥互層(スコリアが多い凝灰岩)が隆起して波蝕された | 右奥の地層は、左の互層とは逆向きとなっている |
スコリア層の中には、火山灰が固まった火山豆石が見られる | 液状化した泥層が割れた地層の隙間にしみ込んだ |
- 荒崎海岸
夕日の丘の下の海岸に降りる(夕日の丘は展望がよくない。この場所に降りるには、暗いときは危険なので夕日の撮影には向かない)三崎層の凝灰質シルト岩とスコリア質凝灰岩の互層 | 夕日の丘を海岸から振り返る |
看板がほとんどないので、場所の特定ができないが、たぶん潮騒の丘 | 説明−2 |
どんどんびき | 潮風の丘からの海岸(ここを夕日の撮影場所に決めた) |
潮風の丘を振り返る | シルト層のスランプ構造 |
生痕化石? | 断ち切られた互層 |
説明−1 | 雲の切れ間からの光芒 天使の階段 |
下部の三崎層(約1200〜400万年前の凝灰岩)を、不整合で関東ローム層(約7〜1万問前)が覆う | 十文字洞 海食された凝灰岩が隆起した |
松が生えているのが、弁天島 | 十文字洞の他の入り口。海食された洞穴が内部でつながっている |