地質図副−熱海(2011)を元に、巡検をスタートする。大潮なので、網代海岸をターゲットとした。
- 浮橋入谷 羽衣石
網代に向かう途中、浮橋の羽衣石を取材 分断されたC地点から浮橋盆地に降りて、最初のT字路の角に埋まっている? | 位置的には、熱海火山と下多賀火山のいずれかの噴出物だが、 気孔が見られるので、玄武岩らしいので、下多賀火山由来か? |
- 下多賀火山の露頭
滝の山の不動滝の露頭は、下多賀火山に属する | 滝の傍には、不動明王が祀られている。溶岩流がスコリア質凝灰岩を覆い、赤く酸化させた? |
滝山不動の向かいの沢にも、下多賀火山の露頭が見えるが、苔がついているので明瞭ではない | |
旧道の網代トンネル南側から、ヤブコギでゴロタ浜に降り、南に進むとすぐのところに、中部スコリア層の露頭があり、その崖を観音滝が落ちる(幻の滝) | 海食された崖には、降下スコリア堆積層を、網代火山の上部溶岩が覆う様子が露頭 |
上部溶岩流に覆われる中部スコリア質凝灰岩 | スコリア層に紡錘状火山弾らしきものが3つサグ構造を造る |
地質図副から少し南になるが、岩脈が張り出している | 厚さは上部で2mていど |
20m南にも小さな岩脈がでている | 小さな滝が落ちる |
地質図副には載っていないが、3本目の岩脈 | 更に南に進むと、浸食されたらしい岩脈の一部が波打ちぎわに頑張っている |
陸側から見ると、下部が幅1mほどに浸食されているのが見える(首は、大潮の干潮の時しか見れない) | 海側から見る。地元では、根づっかと呼んでいる珍しい岩体 |
女性の頭部のように見える | 更に南に進むと、露頭に落ちる滝があるが、これが弘法の滝と思われる。 |
網代側からの最深部に、床根岩と呼ばれる小岬がある | 少し泳いで、その先の絶壁をクライミングしないと大崎側には行けない |
床根岩近くから、網代側を振り返る | 南側の取材を終えて、北の屏風岩の方に足を伸ばす。 |
屏風岩は厚さ1〜12mの5枚の岩脈が並行に貫入 | 屏風岩の上から、立岩と弥十郎根を望む(網代側は、屏風のように切り立っているので、降りられない) |
屏風岩南にあるという観音窟と呼ばれる海食洞は、夏草に阻まれて見つけることができなかった。