天気の良い日は、半日ほどの近場の巡検を続けている。ネタはいくらもあるので、ストレス解消にちょうどいい。 今日は、長者原火山周辺の取材の続き。
下多賀火山のSt模式地を探したが、見当たらなかった。代わりに、スコリア露頭を見つけた。位置的には巣雲山のテフラではないか?
断面のパノラマ スコリア層の間に、礫が挟まっている。長者原火山のマグマ水蒸気爆発で飛ばされた爆発角礫岩ではないか?
巣雲山中腹にある巣雲山溶岩(Skl)の模式地を探したが、それらしい溶岩流は見つけられなかった。模式地近くの沢に転がる石がSklであろう。
長者原盆地の南端のはずれにあるという宇佐美火山の溶岩流(Us)の模式地は見つかったが、2mほどの厚さしかない。
別の角度から
約300m下流の露頭もUSであろう。
長者原盆地から、巣雲山の山体を展望
高塚山の西端のスコリア露頭に接近して、火山弾などを確認。[伊豆の大地の物語]当時のきれいな露頭は見当たらない。(草木が繁茂して隠れているのだろう)
高塚山の内部構造のパノラマ(といっても、草木に覆われているが)