牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

ジオツアー三島21

久しぶりに、静岡県地学会東部支部主催のジオツアーに参加した。狩野川と大場川に囲まれた三島市の低地帯(御園・安久・梅名・中島)の地形と歴史に触れた。

狩野川は蛇行して流れていたが、昭和の河川改修により蛇行していた旧川(きゅうかわ)はショートカットされて、今では松毛川の三日月湖として残る。両岸は狩野川の自然堤防のなごり。周辺は、標高7m以下の低地御園の神明宮は、頼朝が最初に三嶋大社へ奉納した社領(御園)社叢には、クスノキなどの古木が多数護られている鎮守の森


御園の蔵六寺の南参道入り口に、伊豆型の道祖神が安置される安久の安富神社近くの三叉路の角には伊豆型の道祖神馬頭観音


安久・梅名には石蔵がいくつか残る。大井凝灰角礫岩の中でも大きな角礫が入っている石を使った倉豆州誌稿などを編纂した秋山富南の墓は御殿川近くにある


江の浦凝灰岩の白く斜交層理の入る石材を活かした梅名の石蔵こちらは大井凝灰角礫岩を利用した梅名の石蔵


梅縄城跡には稲荷神社が建つ。カラフルな小室石を利用した石祠三嶋大社からの下田街道沿いの左手の中島に建っていた左内神社は明治の火災で焼失して、下田街道の右手の梅名に移転された新しい神社



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