静岡県地学会東部支部主催のジオツアー三島で、函南町のジオポイントを巡るツアーに参加しました。地元でもあり良く訪れるポイントですが、ジオの視点から観察します。冷たい雨がふったりやんだりの天気でしたが、全コースを歩きとおしました。
大場駅をスタートに、根府川通り(熱海街道)を東に進んで、八ツ溝用水の分水堰で説明を聞きます | 大土肥橋の近く妙光寺北の露頭は、上部層と下部層は愛鷹ローム層(箱根火山由来)で覆われ、中部層には古富士火山からのローム層が多い、最下部は川底の堆積地層で丸礫も見える(上部層に見える穴は、生痕化石に相当する) |
愛鷹ローム層の上部層には、箱根中央火口丘からのテフラ(三島パミス)が黄色の帯状に見える | 大土肥の雷電神社 |
白山神社西の箱根軽石火砕流の大露頭。火砕流は田方平野を埋め尽くしたが、長い年月で大部分が侵食されて、一部にしか残っていない | 柏谷横穴群も6万5千年前の箱根火山の軽石火砕流の堆積層が侵食を免れて残った崖に、横穴墓が造られた。 |
横穴墓の玄室には軽石を含む火砕流の堆積が見られる | 柏谷公園の地は、昔は湖だったが、851年に突然、岩礁が隆起して島となった。その地に厳島神社を遷座したと謂れが残る。851年に北伊豆断層帯を震源とする地震があったのか? |
厳島神社にたくさん落ちていた松ぽっくりのような実は、シダーローズと呼ばれる、ヒマラヤ杉の松ぼっくりの先端 | 六万部寺の経塚は、古墳時代の円墳。秀吉の小田原攻めの際に、織田信勝が韮山城攻略の付け城として利用した |
雨乞いの行われた天降神社 | 仁田四郎忠常兄弟の五輪の塔 |