雨降りで内浦地区の巡検がキャンセルされたので、天候や日照に関係の無い洞穴に入りました。軽井沢の神代杉展示館の屋敷の裏山に、”横井戸”と呼ばれる手掘りされた洞穴があります。江戸から明治にかけて掘られたらしいが、何の目的かはっきりとしない。御主人と一緒に、入洞して調査してみました。
横井戸の入口。外は雨降りですが、横井戸内の底には水が流れていない。地下水位はマイナスか? | 入口から直線5mの位置で、底が80cmほど上がります。 |
10mの所で大岩に直面したため、右に迂回します | 天井・壁には大きなゲジゲジがたくさん這っているけど、人には慣れていないようです。洞穴は高さ1.2m/幅0.6mで、床面はほ平らで、奥へ行くほどゆるく登っている。 |
25mの所で、Y字に分かれます。(左の洞穴が写っていない) | Y字を左に進むと、26.5mでT字路にぶつかる |
T字路近くの床面には角の取れた礫が転がっていたり | 壁には、平らな面が露出している岩もある |
T字路の左は1mで行き止まり | T字路の右は、1.5m(入口から28m)で行き止まり |
Y字路に戻り、Y字の右の洞穴を進むと、29.5mで終点となる(はっきりと映っていないようです) | |
今回は、下調べということで、横井戸内からいくつかの岩石サンプルを採取してきた。位置的には、畑玄武岩類の集塊岩ということになるのだろうか? また、横井戸外の壁面の縞々は洞穴内では見つからなかった。削らないと見えないのか? | |
横井戸の略図 | |