毎年狙っていたが、大潮のタイミングと合わなくて撮影できなかった白濱神社裏の御釜(おみかま)を、中潮だったが、長靴で強行した。
白濱神社の背後の火逹山の海側に
御釜がある。木の柵の奥に海食洞の天窓が抜けている。
入口は二つある。少し
オーバーハングしている崖を降りて、大きい方の穴から入る。
中潮の干潮時刻だったが、長靴でギリギリクリアできた。穴の進入路には、小さなヘツリが付けられている。
せっかく白浜まで来たので、三穂ヶ崎に立ち寄って、上部洞穴にあるという
不動明王の線描を探した。強風の三穂ヶ崎の先端。
海食洞がある場所まで降りて、三穂ヶ崎の先端を見る。
左を見ると、海食洞が現れる。
下段の海食洞は入口が広くて、開放的。黒っぽい岩の上で、修験者が
護摩を焚いたようだ。
波蝕された窪には、修験者たちが墨で書いた銘がいくつか残る。
上部の海食洞の入口は、直径が1mほど。かがんで入れる。中に水溜まりがあるので注意。
中に入ってしまうと、天井は高く広い。奥には新しい
地蔵菩薩が祀られている。
地蔵さんの背後の壁に、線描の痕跡が見えた。(LRで強調してようやく、足が見えた。)
不動明王の上半身が撮れていないので、判定できない。足元には、文字が墨書されているようだ。場所が分かったので、照明を用意したうえで改めて挑戦したい。
奥から入口を見る。