牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

芦ノ湖からの用水見学

箱根の芦ノ湖の水を、裾野市側の水不足を解消するため、江戸時代に掘られた用水のトンネルに入る機会を得ました。(裾野市の箱根寄りの土地は、富士山が見えるのにその湧水・河川を利水することができなかった)

芦ノ湖から取水するための水門(手前の小さくて古いものが江戸時代の水門)入口付近はコンクリートで補強されているが、少し入ると、手掘りの壁が現れる。


全長1280mの全体的に集塊岩の地層を掘り進んでいるようだ入口近くは、川底も平らで、堆積した砂利には二枚貝も棲息


赤褐色した天井矢穴が残る安山岩


川床には透き通った水が流れ、ウナギ・コイ・ニジマスなどもいましたコウモリの襲撃に逢うが、決してぶつかりはしない


深い所では、股下まで水に浸かり、胴長靴がきつく締まります光沢面を持つのは安山岩か?


ようやく外に戻れましたここから深良川が始まります


裾野側出口近くに建つ記念碑

物資や道具が乏しい江戸時代に、これだけの長さのトンネルを工事した技術は素晴らしい。あまり資料が残っていなくて、工事の困難さを窺うことができないのが残念です

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