週間予報とは違って天気がよさそうなので、富士市・富士宮市の富士川で見られる富士山の溶岩のいくつかを巡検してみました。
- 水神さんの川岸
旧国道一号線の富士川鉄橋の東詰に鎮座する水神社付近に見える岩盤は富士山の大渕溶岩流の末端 | スパイラクル(水蒸気噴気孔)も見られるとのことだが、特定できない |
富士山・水神社の溶岩崖と鉄橋下流部中州の大渕溶岩の末端は一直線に配列される | 左岸には、柱状節理が残る |
- 松野 コンビニ駐車場
中野台という台地の崖に芝川溶岩の末端が露頭している | |
- 蓬莱橋下
蓬莱橋付近のがけには北山溶岩が流れ着いた。ポットホールも不完全だが数多く見られる | 昭和30年に橋が架けられるまでは、通勤・通学の渡し船の渡船場があった |
- 釜口峡
芝川溶岩が造った峡谷 | 富士川を上り下りする船便の難所だった場所 昨日の豪雨で水かさが増して濁っている。これだけ水量のある富士川は久しぶりに見た |
釜口峡の1.5Km下流には、芝川溶岩の柱状節理もあるが見にくいかな | |
- 安居山の採石場
下部に見える礫層は富士川が駿河湾に運んだものの堆積層。上部は富士山からの土石流 | |
安居山のある羽鮒丘陵はかつては富士山の裾野であったが、富士川河口断層帯が隆起して台地となった。かつての駿河湾の底の礫層も一緒に隆起した |