雨上がりの晴天を期待して、富士山須走口にでかけました。今日からマイカー規制が一時的に解除のため、登山者が殺到して下り道路に長蛇の路駐。ダメモトで一番上の駐車場まで行ったら、空きを見つけて停めることができたラッキー。富士山は家を出るときは山頂が見えていたが、着いたら雲・霧の中。246に降りてきたらまた山頂が見えてきた。なんとかと秋の空のようですね。
登山口の小御岳神社に参拝 | キノコ採りのご夫婦が籠からキノコを取り出して、これから東富士山荘のきのこ博士による選別が始まります。右側には希少価値のタマゴダケらしいが。どれだけ食べられるか? |
- 小富士
噴火時期は不明だが、古富士火山時代の側火山と考えられている。あいにく霧が出てきて、山中湖は隠れてしまった | さまざまな大きさの溶岩片が積もった尾根 |
- 幻の滝
不浄沢上部の雪渓が融ける5月から6月の午後にだけ現れる幻の滝。富士山も朝だけ見えて今はまぼろし | 滝の上流は滑沢になっているが、少量の流れでも時間をかけて石を滑らかにした。窪みには昨日の雨と思われる水が溜まったいた |
- 富士山グランドキャニオン
本場のグランドキャニオンに比べて、年代も高さもはるかに及ばないが、雰囲気からグランドキャニオンという立派な名前がつている。アクセスも不便で、いまだにマイナーな場所でした | 崩壊した崖の草土の直下に黒くて厚い層が宝永噴火で降り積もったスコリアで、その下には石ころまじりの赤みを帯びた層が御殿場岩屑なだれ。さらに下の崖面に見える黒い縞々の層は泥流や雪代(なだれ)で上部から運ばれたスコリアや砂が幾層にもわたっ堆積したもの |
自然の造形も面白い | グランドキャニオンの最上部。本の口絵12のような地層は見ることが出来なかった。 |
溶岩に包まれたスコリアラフトでは | 紡錘状の火山弾のようなもの |
- 須走浅間神社
江戸時代の須走口登山道に建つ東口本宮冨士浅間神社 | 鳥居前で、双体道祖神(右)を見つけた |
- 太郎坊リベンジ
前回は、口絵13のような露頭を探せなかったので、今回はGPSデータを準備して場所を特定したが、その場所はスコリアに埋まってしまったようだ。
右岸の崖 | 左岸の崖に茶色のローム層の一部が露頭。最上部にあるはずの黒い宝永噴火のスコリア層は見つからない |