牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

東伊豆下見(長い)

日本ジオパーク認定のセレモニー参加で伊東まで出かけたので、Mottainai精神から、東伊豆のジオサイトをいくつかを探索しました。雨上がりの快晴に恵まれて、たくさんのサイトを写真に収めました。

  • 細野湿原

三筋山などは、天城山の南斜面が長い間の浸食と断層活動により、作られたものだそうです。緩傾斜の高原と窪地には湿原も


高原には、ススキ原が広がっています。29日からススキ祭り春は、わらびも
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湿原の中には、秋の野草が咲いてます説明−2


ツリガネニンジン



  • 稲取火山のスコリア丘

[伊豆の大地の物語]にある写真とはだいぶ様相が異なるが、アニマルキングタムに向かう道路で見つけたスコリア丘 19000年前に噴火した稲取火山の噴出物

火口から吹き上がった溶岩が、空中を回転する内に巻かれて、クロワッサンのような形にふれあいの森駐車場近くにもスコリア丘があるということで探したが、これがそうか? スコリアはスコリアだが




風力発電の案内板を見つけたので、誘われてみました山の上に、巨大な風車が低い振動音を発てて回っています。


自然エネルギーとして注目されている中で、低周波振動・自然破壊という問題を引き起こしています。原発と似ていますね。


展望も素晴らしく、青い海・白い雲・遠くには大室山もこれからの季節、ススキも似あいます。一日中、大島が良く見えてました




  • 黒根岬

稲取火山から流れ出した溶岩流が海に達して作った岬降り積もったスコリアの上に、後から流れてきた溶岩流が覆っています


ここのスコリアは、溶岩に固着されている薄い部分は、波風・風雨で浸食されて穴が開いている


黒根岬からトモロ岬の先端を望む。あそこに到達するにはハードな障害が多いそうです。はさみ岩の奇勝もあるとのこと

ハマカンゾウ説明−2



お昼は、稲取の徳造丸本店で、ジオの恵みである地魚(ジオとも読みます)の荒煮定食で満腹。

  • 穴切湾

天城山から流れ出した厚い溶岩流が、海岸まで到達して、浸食された断面

先端の海食洞先端でこれだけの厚さなのだから、大量の溶岩がこの上流を埋め尽くしているのですね




  • 中の岬

大川の北には、赤窪火山から流れ下った溶岩流の積み重ねが見られる。岬の南側は私有地で入りにくいので、見るだけにしました。溶岩の積み重ねが良く見えたのですが北に目を転じると、伊雄山火山の溶岩流が作った浮山の台地




  • 一碧湖

まだ時間があるので、前回迷った一碧湖に再挑戦
一碧湖は十万年前に爆発的な噴火によってできた火口の跡

3700年前に大室山から噴出した溶岩流がつくった十二連島湖の底は、噴出物のかけらが。これは大室山由来か?


一碧湖マールの周囲にも、噴出物の堆積層が


あ〜 疲れた。セレモニーの前に、毘沙門天芝の湯(温泉もジオの恵みのひとつです)で汗を流しました。源泉かけ流しで熱めのお湯。地元の方は70円だそうで、内風呂は不要ですね。

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