牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

西伊豆エリア ジオツアー

函南ジオ友で、西伊豆エリアのジオツアーに出かけました。西伊豆町のジオ友に案内して頂き、楽しい一日を過ごしました。

  • 黄金崎

岬先端の駐車場付近は工事中なので、手前の駐車場付近から黄金崎と対面。あいにくの曇り空だったが、初対面の友もいて感激。
[伊豆の大地の物語]から引用すると、”この崖の地層は海底火山の噴出物であるが、後の温泉水や地熱の作用によって変質・変色したものである”。 従来のプロピタイトとの説明は正しくないとのこと。


  • 浮島(ふとう)の岩脈群

これらの岩塊は、浅い海底にあった火山にマグマを供給した岩脈(火山の根)と言われる。海岸の崖側には柱状節理が見られるが、海側の4つの岩脈には柱状節理とは違うようだ。貫入岩体と岩脈、火山の根の区別がまだ良く理解できていない。

岩脈−1岩脈−1をハイアングルで


岩脈−2(真ん中に海食洞が)岩脈−2と岩脈−3の間を




  • 蔵ら

昼食は、松崎の”蔵ら”さんに案内してもらいました。古民家を改造して、食事処と手作り品の展示・販売をしています。食事は、地元の人が勧めるだけあって、味は良く、値段は割安、お姉さんたちは元気でした。松崎での定番にします。


  • 室岩洞

凝灰岩は海底火山から噴出した火山灰が堆積したもので、柔らかく加工し安いので、伊豆石としてたくさん切りだされた。良い石材だけを掘り進んでいくので、残された坑内は迷路のよう。昭和29年まで採掘されていたという。

地底湖への入口?重力の間?




無謀にも真っ暗闇の洞内最深部で、パノラマ写真に挑戦。なんとかつながっていたので、編集ソフトで明るく見せます。



弁天島の山肌は無数の水中自破砕岩でおおわれている。海底火山から噴出した溶岩が水で急に冷やされてばりばりに砕けながら流れ出たもの。自破砕した岩は形は似ているが、黒や錆び色・黄土色とさまざま色をしているのはなぜでしょうか?

ジオ友が行く溶岩とひとつば




  • 枯野公園

静かに地層の観察ができるので、好きな場所です。ここの地層はとても複雑。だれか説明してください。

ターコイスブルーな海と海食された地層。手前は”かぶと岩”

蛇や龍がうねったような模様に見える珍しい地層は荷重痕です。先端が尖った特徴的な形状を火炎構造といいます。溶岩流が横からの応力に寄り、渦を巻いたように変形


あいにくの曇天で、撮影は気乗りがしなかったが、その分楽しむことができました。まだまだ良いところがありそうだぞ、西伊豆エリアは。うらやましい。

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