牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

日金道 追加踏査

日金道の続き(田代~田代の辻と熱海峠~日金山東光寺)を踏査した。また、桑原から神原の古道を再訪した。

田代公民館~田代の辻

前回のゴールの田代公民館が、今回のスタートとなる。
日金道は、集落を南に進み、入口のY字路を左折する。
Y字路の角にはも享和二年の紀年銘が刻まれている双体道祖神が守られている。(但し、以前はもっと南の集落の入口近くにあったといわれる。)
田代集落から東に向かう。
氷点近い気温で、坂道には氷が張っている。
集落のはずれで、熱海街道に出会う。
熱海街道を越えて、山道に向かう。
山道に入って50mほどの場所に、日金山の丁仏が4基集められている。左から、十四丁・十二丁・九丁・十九丁
150mほど進んで出会うT字路。ゲートのある山道を右折する。(ゲートから先に車は立ち入りできない)
暗い急坂の林道を登る。(道は歩きやすい)
登り口から800mほどで、軽井沢からの山道に合流する。
そのすぐ先が、田代の辻。前回のゴールに到着したので、田代に引き返す。

熱海峠~東光寺

車で伊豆スカイラインの料金所まで移動して、軽井沢峠から消えてしまった日金道の踏査は、ここから再開する。
駐車場から新雪の富士山が頭をだしている。
東光寺への坂道の途中の道下で、日金道は消えている。ここからが日金道に戻ったとして。東光寺まで辿る。
きつい坂を登って、左手に霊園の入口が見えてきた。T字路を直進する。
下り坂の左に、三基の石造物が安置されている。左端は道標で[左 十国峠?・右 日金?]と刻んであるようだ。右端にも文字が刻まれているが、判読できない。この中に、十五丁の丁石・丁仏があるようだが?
参道沿いの地蔵さんの台座に[日金山本堂 二百米]と刻まれている。
参道沿いの平場に、丁仏(十六丁)の地蔵さんが祀られている。(軽井沢の一丁石には[是拠峠迄二十八丁]とあったが、合わない)
参道沿いの平場に、地蔵さんや観音さんなどの石造物がまとめられて、賽の河原と呼ばれている。
参道沿いの横道に面して、二基の地蔵さんが祀られている。
参道沿い左手の高台に、東光寺開祖の松葉仙人などの宝篋印塔が祀られているので、五輪塔で縁取られている山道を登ってみる。
宝篋印塔は一基しか見当たらなかった。
宝篋印塔のある高台からは、霊園越しに日金山(十国峠)と富士山が見える。
東光寺に到着
東光寺には十八丁の丁仏が祀られている。(東光寺境内には、一丁石もあるようだ?)
本堂前には小さな地蔵堂が設けられている。
本堂は無住で施錠されている。
ガラス戸越しに、本堂内を撮影。本尊は、銅製の大きな延命地蔵菩薩
本堂手前左手の祭壇には、数多くの石仏が祀られている。
手水には、かわいい六地蔵が見守る。
地蔵菩薩の化身である閻魔大王がにらみを利かせる。
賽の河原で待ち受ける奪衣婆に恐れをなす。
境内には、たくさんの子安地蔵も集まっている。これだけ、地蔵さんが祀られている場所も珍しい。

日蔭~神原

日蔭から神原への古道を以前に踏査していたので、再訪してみた。入口は右の狭い山道なので、分かりにくい。
10mほどで、荒れた古道が現れる。
途中、竹などの倒木、ヤブなどを乗り越えて進むが、半分以上のショートカットとなる。(但し、時間は変わらないか?)
山神社に近づくにつれて更に荒れてくる。
山神社の巨木が見えてきた。
最後は、神社に這い上がる。
神原の山神社に到着。
堂内に本殿が祀られている。

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