伊東市の伊東大川の中流域の谷沿いの城山(標高312m)に築かれた鎌田城跡を踏査した。
登山道の上りにかかるとすぐに刻印石の看板があるので、右に入ってみると、やぶの中に大きな石がある。

丸に井桁?のような模様が見える。

北東の尾根をぐんぐん登る。落ち葉が厚く積もっていて、歩きにくい。

登山道の下に、金鉱を試掘した穴が残る。

尾根を巡って、つづら折りが続く。

尾根の左手の山道になると傾斜は緩くなる。

松川湖からの道と合流する。

鞍部にある分岐からは、南東に向きを変えて、城山への稜線を登る

木の隙間から、伊東の街が見えた。唯一ここだけだが。

山頂近くになると傾斜が強くなり、山城の痕跡が現れてくる。竪堀-1が稜線を切る。

竪堀-1を回り込むように北虎口が設けられている。

すぐに竪堀-2が稜線を切り、道を屈曲させる。

竪堀-2の堀切は、左右共に断崖が阻む。

竪堀-3手前の土塁

竪堀-3と、3連続した竪堀・虎口で敵を阻止する。

大手門に相当する狭い道の右側には細長い西曲輪があり、虎口を攻める敵を上から一斉攻撃できる。

西曲輪下の虎口

細長い西曲輪を巻いて、本曲輪に至る縄張りのようだ。

西曲輪の南端。崖崩れで本曲輪への道が分からない。

細長い東曲輪から二曲輪を見上げる。

本曲輪を南の虎口から。

本曲輪には廃竜爪神社が残る。

本曲輪東に広い二曲輪

二曲輪から本曲輪

広い二曲輪の北端

本曲輪の西に、傾斜した展望台がある。

展望台から、松川湖

段曲輪の間の堀切

下の段曲輪にも堀切がある。

戻りは、城山山頂から南南東に伸びる稜線を下った。東曲輪の南東に大堀切を越えて下る。

途中、道が無くなってヤブコギで何とか下山できた。
下ったところが稚児ヶ淵だったので、立ち寄ってみた。

3D-鎌田城跡
VIRTUAL SHIZUOKA 静岡県 伊豆東部 点群データのLPデータ オリジナル・グラウンドデータ(las. 50cmメッシュ)を利用して、QGISで地形図を作成し、qgis2three.jsで3D地形図を作成しました。




