昨年の10月にオープンした糸静線ミュージアムの館長で地質学者である塩坂先生が発見した糸魚川・静岡構造線の断層新露頭の観察会に参加させてもらいました。
マイクロバスで現地まで移動する。途中、河内の大石で小休止。
元気な子供たちも参加
林道終点から、沢に沿って作られたワサビ田の小径を登る。沢には、隆起して傾斜した静岡層群の砂泥互層が露頭する。
ワサビの可憐な白い花
断層の左側(西側)が約2000~1500万年前の竜爪層群の火山岩類。断層との境界には、半固結の断層ガウジ(粘土)が厚さ30~40cmに触れ、その右側には3~4mほどの暑さの破砕帯があり、右側(東側)に約1000~500万年前の静岡層群の砂泥互層が続く。上部の断層左側には、断層鏡面に、条痕が見られる。
黒く露頭するのが、断層粘土