大鍋の子守(ねのかみ)神社で、10月15日に奉納される大鍋神楽(子守神楽ともいう)を、村の人たちに交じって楽しんできた。
神楽が奉納される子守神社 | 神社の玉垣の下からは、地下水が湧いていて、下のわさび田に注いでいる |
9時半からの奉納だが、三々五々集まってくる | 平日なので、子供の姿は少ない |
- 芝踏舞
伝承を伝える文書が残っていないが、長男のみの口伝で伝承されている。芝を踏んでいる足さばきがユニーク | ひとつひとつの舞が45分前後と長い |
女人禁制なので巫女さんも男子が努める | 手に持つ祭具を変えながら舞う。この舞だけは面をつけない |
見物客もまだまばら | 楽隊は、同じお囃子をずっと奏でる |
- 御姿舞
御祭神の大己貴命の御姿を憑依して舞う。手足の動きが神がかり的に表現 | 瓶子を捧げ持つ |
舞の中で、密教の印相が二つ現れる | 神の舞 |
- 翁舞
白く長いひげの翁の面をつけて舞う | この印相は結ばれている状態を表現 |
太刀と神楽鈴で舞う翁 | かわいらしいしぐさ |
お昼休みを終えたら、天狗の面をつけた猿田彦の舞から始まる | この印相を高く上げているのは疲れるそうだ |
- 恵比寿舞
釣り竿をかついだ恵比寿様が舞う。ここからは道化じみた舞に変わる | 鯛がつれた |
おもわずニッコリ | 大事に鯛を抱えて舞う |
- 稲荷舞
狐が登場。足のしぐさで狐を表現している | 活発に舞い踊る |
四方に矢を射る | ひょうろくだまを取ろうとする狐と阻止しようとする子供たち |
- 山之神舞
山之神が登場。神様はすべて子守神社に祀られている摂末社の神様と考えられる | 抱えた桶の中に入っている餅やお菓子を撒く山之神と、拾おうとする老若男女 |
うまくキャッチできたかな | しゃもじと神楽鈴で舞う山之神 |
- 巫女舞・お祓い
最後に巫女舞が奉納される | 頭を下げて巫女さんにお祓いしてもらいお仕舞い |
終了は3時半。ありがとうございます | |
小さな集落ですが、世話役さん、舞い手、楽隊が大勢で保存していることがよくわかりました。お接待と露店も十分で、こじんまりとしたお祭りでした。 一脚使用。カメラマンは数人。駐車は道路沿いのスペースに。トイレあり |