牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

吉田〜三ツ石崎を目指して

以前に潮位と時間切れで阻まれた三ツ石崎に、再挑戦。千畳敷と同様に、激しい火山活動の証拠がたくさん見られる素晴らしいジオサイト。狩野先生のテキストを片手に歩いて見た。
距離的には、大したことはないが、家ほどのゴロタの間を通り、海食崖をヘツリ、引き切れない潮をビーチサンダルに履き替えて突破と、時間はかかる。もたもたしていると、潮が満ちてくるので完全踏破困難。(前回よりは、だいぶ南に進めたが、三ツ石崎手前の貫入岩体には達しなかったのが残念)

  • 吉田

伊豆の秘境と言える吉田の浜 誰もいない。奥の崖に吉田安山岩層が露頭目指す三ツ石崎 海岸に見える白い地層が一色凝灰岩で、貫入岩脈で給源された吉田安山岩が噴出して、凝灰岩の上を覆う


高見崎と鍛冶屋浜鍛冶屋浜の千貫門 次回に挑戦



  • 南伊豆遊歩道から

吉田大根二本の岩脈が見える こちらも次回に挑戦


横根?にも岩脈モノノキにも岩脈


遊歩道はあまり展望は効かないが、三ツ石崎が見える場所もある手前の浜が富戸の浜



  • 富戸の浜

崩れかけた遊歩道をアップダウンすること1時間で、富戸の浜に到着むき出しの岩脈


左に回ると岩脈らしく見える


  • 火道と一色凝灰岩

富戸ノ浜の南の火道と一色凝灰岩富戸ノ浜火道角礫岩の一部


フジツボ・カキなどの貝化石の欠片が挟まる説明−2



  • 貫入岩帯

富戸の浜から南に進むと、海食崖に次々と貫入岩が現れる。この壁には、3つの岩脈が見える右端の岩脈の拡大 急冷縁もばっちりと見える


こちらはシル状の貫入説明−2


説明−1水平に走る貫入岩が凝灰岩の壁では垂直に貫入する


説明−1自排砂した貫入岩の一部?


説明−1凝灰岩に貫入した岩脈の周りには、小さな枕状溶岩が



  • 撓曲構造

三ツ石崎の先端の手前一色凝灰岩層に現れた撓曲構造


左には、小さな断層も見られる 貫入岩体の影響によるのでは?


  • 行き止まり

撓曲構造の南の一色凝灰岩層ゴロタを越えると、海食洞が現れる


もう少しで干潮だが、1mくらいの深さが有る。帰りも考えて先に進むことを断念(五月の大潮時ならば、何とかいけるかも)一色凝灰岩層が海食された洞


海食洞の南も深いその先には、千畳敷の先端で釣りをしている人が見えるのに



  • その他

転石ながら荷重痕のような模様が見えるこちらの転石にはいくつもの断層らしきものが見える


一色凝灰岩の間に挟まる白いものは偽礫のようだポットホール


砂泥互層生痕化石


小さいけれど枕状溶岩?カレントリップルか?


フジツボなどの貝化石がたくさん挟まる凝灰岩


牛歩的写真中心網録”