牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

西伊豆 巡検

大潮の干潮を狙って、戸田の赤羽根まで磯伝いで辿りました。台風明けで猛暑がぶり返す中で、ついでに周辺の探索も。涼しいはずの滝見物も汗びっしょり。

3度目にしてようやく赤羽根まで到着。狭い磯なので、広角レンズでも全貌が入らない。時間的に日差しが入らないので露出が決まらない。かといってここで待っていると帰れなくなる。海底火山の堆積物(凝灰角礫岩〜凝灰岩)が隆起して、その上に井田火山の溶岩流が覆って、上部の凝灰岩に含まれている鉄分が赤く酸化したのだろう


赤羽根の北には、達磨火山の溶岩流が板状節理を呈している。ゴロタ浜には、流離構造を示す巨礫も目立つ途中の小さな砂浜から御浜崎を見る



  • 宇久須 三滝遊歩道

以前の大雨で崩れたままの遊歩道をヤブコギして、最下流の三ノ滝に到着。滝の主みたいな腹の大きなマムシがいたので、離れて三脚を立てる。三ノ滝手前の軍艦岩と呼ばれる巨石には不動明王が刻まれている。近くに制吒迦岩もあるらしい


壊れた滝見橋を巻いて、上段にある二の滝に近くには三滝不動堂がある。上流の一の滝への遊歩道は崩落のため鉄条網で立ち入り禁止


遊歩道途中には、観音穴と呼ばれる巨礫に空いた空洞があり、手前には数多くの馬頭観音。岩壁には南無阿弥陀仏の六字名号が刻まれている穴の奥には聖観音菩薩が祀られている



  • 小下田 不動滝

米崎を流れる沢にかかる不動滝滝の右隣の石祠は不動明王を祀るのか?


滝の右の洞には手掘りの洞窟があった黄金崎に近いので、なにやら脈でもあったのか?


坂ノ上を流れる沢には、おかる滝がかかるが、木が邪魔をして全貌が見えない地元の人に聞いたら、おかるドンブと呼ぶそうだが、場所は知らなかった



  • 石造物

井田明神の道祖神(全部で6体もある。集められたのだろう。形は色々)恋人岬から米崎の集落に降りる遊歩道の草陰に地蔵さん


米崎 不動滝近くの道路沿いの石祠の道祖神坂ノ上おかる滝の馬頭観音


大久保公民館前の道祖神(左の石祠、右の二体は馬頭観音)2m近くの石垣の上にあるので、石垣にぶら下がり片手で撮影(次回、脚立を持ち込もう)各地でセンニンソウが花盛り



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