夏は、伊豆に比べていくらか涼しい山梨県が体にはいいです。といっても行き帰りの運転が大変ですが。
大月・都留に続いて富士吉田周辺の巡検を消化します。
- 雁の穴
北富士演習場近くの樹海の中に、溶岩流の高まりがあり、溶岩樹型や溶岩トンネルなどが、固まっていて、雁の穴と呼ばれる。すぐ近くでキャタピラーの音が鳴り響いているので少し怖い。
崩れ穴と名付けられた溶岩溝(トンネルの天井が崩落したのか?) | 崩れ穴の奥に天井から光が射すので中に入ってみた。樹海がのぞく。フラッシュの光で大きなコウモリが何匹も飛び立ったのにはこちらも驚いた。この穴は誰が開けたん? |
溶岩トンネルの天井が崩れたと思われる流れ穴の天井はほとんど落下 | 一部だけ、拝むように残っている |
流れ穴の一部 | 溶岩樹型がいくつかあるが、3〜5mの深さがありそう |
- 北口本宮富士浅間神社
富士講の講中は恵まれていた江戸の商人が多かったのだろう。参道の杉並木・石灯籠等々、全てが大きい | 本殿前には、富士太郎杉と夫婦桧のご神木が立つ |
本殿も厳かに古式燦然と輝いている | 七色モミジ |
富士講の創始者の角行が、岩上で爪立ちして修行したと伝えられる立行石 | この参道の奥が吉田口の登山道の起点 |
日本武尊が東征の際に、富士山を遥拝したと伝わる大塚丘。溶岩塚かと思ったが、違うようだ | 小さな塚の上に、日本武尊が祀られている。樹木が邪魔をして富士山は遥拝できない。そもそも、富士山は隠れているが |
- 鐘山の滝
富士吉田市の郷土資料館近くの谷を流れた溶岩流が、忍野の湧水を集めた沢に浸食されてできた二条の滝 | 遠雷が聞こえてきて曇ってから露出が良くなった |
溶岩流の一部には柱状節理も見られる | 紅葉の時期に期待 |
- 富士山レーダードーム館の露頭
富士山レーダードーム館の道の駅側の道路沿いに、 | 土丸尾溶岩流が露頭。鐘山の滝の上流となる溶岩流 |
- 鷹丸尾溶岩流の大露頭
共同墓地の近くに、鷹丸尾溶岩流が迫っている | 中間層にスコリアが見える。何回にも亘って噴火・溶岩流が積み重なったのだろう |
- 御殿場 工事現場の露頭
富士平原ゴルフ場西の道路沿いで工事が進んでいるが、大きな露頭が出ている。前から気になっていたので、観察というか、撮影 | 表土の下に富士黒土層らしきものが見える。その下に細い白い点々が見えるのはATか? 中間から下部が上部ローム層?、と勝手に推測。上柴怒田に近いが表情が違うようだ。 |