牛歩的写真中心網録”

伊豆半島ジオパークと道祖神を中心にアウトドア活動を、写真で記録しています

楽寿園

ジオガイドの練習で、楽寿園内のガイドコースを10回も周りました。一か所でこれだけ巡回することはなく、色々な発見や再認識もできました。

楽寿園で一番重要で説明も難しい溶岩塚と縄状溶岩深池の成因も不確か(底近くに小さな溶岩トンネルが見えるが、池全体は溶岩トンネルではない?水蒸気爆発での陥没とも思えない)


小浜池(こはまいけ)の湧水は池の中央に見える白い標識の辺りにある計測用の井戸の標高25.69mが基準となる(ちなみに本日の水深は−14cmということで湧水は見られない)中の瀬とせりの瀬の間の石橋は三島溶岩、手前の石段の角が取れた石は御殿場泥流が小浜池などまで流れて堆積した石(どちらも玄武岩だが、新富士火山由来と古富士火山由来の違いがある)
平成23年の9〜10月に満水(1m50cm)となって以来、満水となることはなくなった

中の瀬の底にも御殿場泥流由来の丸石が転んでいる。楽寿館の手作りガラス。


楽寿館は小松の宮別邸の中でも、迎賓館的な役割をした。実際の住まいは、梅御殿・桜御殿・紅葉御殿などを渡り廊下でつないだ(梅御殿は、楽寿園に取り込まれた。桜御殿は個人の所有、紅葉御殿は無くなった)楽寿園一の名木”いこいの松”樹齢350年の枝振りの良いアカマツ


溶岩流の上に根を横にはって養分を取り込む樹木溶岩流の上に、アラカシ・カゴノキ・コナラ・クロマツが生存競争を繰り広げている。最後に残るのはどれか?



その他: ①中門手前の溶岩の高まりは、上の方は積み上げられたものであり、溶岩塚と断定できる証拠は見つかっていない。
今後の楽寿園でのジオガイドで説明が異なるのもまずいので、函南・三島エリアとして共通のテキストを作成していきたい。

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